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ヤンキー君とメガネちゃん 1巻
校内で名を轟かす不良少年・品川大地は、授業をさぼってばかりで学校の行事もすっぽかしていたが、そんな彼に執拗に付きまとう学級委員のメガネ少女・足立花のトンチンカンな熱意により調子を狂わされ、実はメガネ少女のほうが頼りない性格をしているために逆に彼女を助けるハメになる学園ものギャグマンガ。

週刊文春のマンガ書評で取り上げられていて、実のところ書評の意味はさっぱりだったが絵柄が気になったので本屋を探してみたところこれがぜんぜん見つからず、長いこと待ってついに見つけたのでやっと読んだ。

うーん。一言で言うとこれはギャグマンガだ。それも破滅型の。一見ストーリーものに見えるけど、メガネ少女の性格がハチャメチャで、ストーリーが成り立っていない。そのくせ所々でワンポイントの感動エピソードを持ってきてアクセントに使っている。面白いことは面白いのだけど、なんかイヤな感じの作品だなぁ。

絵がいい。特にメガネ少女の。かわいい。しかも天然。そのうえ思わせぶり。でもきっぱりシカト。意味不明。逆にそこが深く考えさせなくて良いのかもしれない。かわいいメガネっ子の姿形をしているけど、彼女は実はバカボンパパとかの純粋なギャグマンガの登場人物となんら変わりないんじゃないだろうか。

忘れるところだったけど、そんな彼女に振り回される品川くんも結構いい性格をしている。この作品の中では終始ツッコミ役なのだけど、なんだかんだで少女への扱いが暖かい。

シリアスなところをあまり露骨に描かずにジワジワとくるタイプの描写にするか、シリアスはシリアスできっちり分けて描いたほうがいいんじゃないかと思った。突然突き放されてポカーンとしてしまう。でもこれはこれでこの作品ならではの雰囲気があるし、グラビアアイドルがお笑いに進出したように新しい流れを作ったりする可能性がないとも限らないなぁとも思う。

取るに足らないことだけど、読んでいて所々マンガの文法的に違和感のあるコマがあった。絵の完成度がそこそこ高いのと対比すると不思議な感じがする。

ちょっとでも不自然な設定や筋書きがあると読めない!という人でなければ、マンガとメガネっ子が好きな男ならちょっと読んでみる価値はあると思う。
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