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古希の雑考 唯幻論で読み解く政治・社会・性
フロイトの精神分析理論を独自に発展させた作者が、色々な雑誌に書いた雑文を集めて七十歳(古希)頃にまとめた本。

雑文集も文春文庫になったものだけでこれで9冊目らしい。この間、作者は「官僚病の起源」「一神教vs.多神教」なんかを書いて注目されているようであるが、この雑文集はそれらの要点を説明しているだけで、この本で新たに述べられていることはほとんどないように感じた。さすがにこの本は小粒だなと思ったが、短い独立した文章を集めているだけあって退屈はしない。

正直この本は私にとって読んでも読まなくてもどちらでも良かったような気はするが、私の尊敬する人なので私にとっては味わいがあった。人に勧めるなら他の本にしたいが。

にしても岸田秀はもう七十を超えているのか。いつ死んでもおかしくない歳だ。これからまたあっと驚くような考えを披露してくれるのかどうかは分からないが、出来るだけ長生きして言論活動をしていってほしいと思った。
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