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55WER
BOSEの細くてスタイリッシュなトールボーイ型スピーカー。ウェーブガイドと呼んでいる技術により低音を増強しているらしい。

もうかれこれ発売してから五年ぐらい経つんじゃないだろうか。独特の形状が他社の追従を受けるほどヒットした。高級品嗜好のオーディオマニアの中にもこのスピーカーの音を気に入っている人が意外にいるらしい。

5.7cmのフルレンジユニットが基本になり、同じ大きさの5.7cmウーファー(?)が四つも上下についている。つまりステレオだとスピーカーユニットが合計十個も付いている。901から継がれているBOSEお得意の複数ユニットだ。

フルレンジつまり一つのスピーカーユニットで全音域をカバーしようと思うと極端な低音や高音を切り捨てつつバランス良く出せるようにしないといけないため、そのせいだと思うがBOSEはこれまで11.5cmのユニットを使っていた。それがなぜこの55WERでは5.7cmなのだろう。これでは低音を出すのが難しいんじゃないだろうかと心配する。

まあいまではコンパクトスピーカーとしてM3なんていうもっと小さいのに重低音がすごいと言われているスピーカーがあるぐらいなので驚くには値しないかもしれない。はっきり言ってしまえば、私たちが普段重低音だと思って聴いている音というのはそんなに大して周波数の低い音ではないということだ。大型スピーカーでしか出せない低音というのは空気感に近くなっていくものなのだから。

色々ご託を並べてしまったのでそろそろ実際に聴いての感想を書く。

小気味のいい音を出しているなあというのを最初に思った。軽めで聴きやすい感じ。響きがいい。B&W CDM1NTと比べると解像度は劣るが広がりがある。一言で言えば「わかりやすい」音を出していると思う。同じBOSEの125よりずっと音が抜けていて気持ちいい。この55WERとCDM1NTがあれば125はもう要らないかなという気がする。関係ないけど本当はCDM1NTの代わりに同じB&WのCM1とか805あたりが欲しい。

細いトールボーイというのもポイントが高い。設置面積は普通のトールボーイと同じぐらい取るのだけど、空間的には圧迫していなくていい。それにトールボーイ型のスピーカーは設置に技術を使わなくていい。たぶん今の私の部屋のCDM1NTは設置に失敗しているような気がしないでもない。

なぜ私がいまさらこの55WERを買ったのかというと、秋葉原のダイナミックオーディオで中古で44,000円で売っていたからだ。思わず衝動買いしてしまった。正直このスピーカーは買わなくて良かったんじゃないかと配送前までちょっと後悔しそうになったが、今は買って良かったと思っている。安く買いはしたが元は十万円クラスの製品なので値段相応に質がいい。

このスピーカーは結構万能だと思うのだが、クラシック特に室内楽をよく聴く人は他の解像度の高いスピーカーを選んだほうがいいだろう。このスピーカーはポップス向きだ。ロックも古くてアナログ色の濃い音源を除けば向いていると思う。メタルとの相性もいいんじゃなかろうか。

今度77WERという上位版が出るらしい。一本十万以上するらしいので倍ぐらいの値段がするらしい。77WERが出るとこの55WERも中古価格がさらに下がりそうな気がする。私が買ったものが安かったのもこれを見越しての値動きなのだと思う。
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