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CDM1NT
Made in UK なピュアオーディオ用スピーカー。さすがにこのクラスになると不満がなくなる。

B&W のラインナップからすると、ミドルクラスの中でもっとも廉価なモデルである。左右で 12万円のところを、新宿の中古屋で新品で確か八万円ぐらいで手に入れた。ビックカメラだと 96,000円で、ポイントカードを考えても新宿の店の方がまだ安い。アウトレットなのだろうか。

音の特徴は、とにかくクリアなこと。ハイエンドなラインナップで使われているものの系譜を引いたツィーター(高音部を鳴らす小さいスピーカーユニット)が、豊かでクセの少ない高音を鳴らしてくれる。

私がこのスピーカーでもっとも驚いたのは、これまでの私のオーディオと比べて、音の密度が高い音源を鳴らしたときにあまり音がつぶれないことである。

これまでの私のシステムでも十分に音がクリアだった。ただしそれは、シンプルなアコースティック楽器の編成に限った話であった。最近のポップスで音数の多いものを聞くと、とたんにクリアではなくなるのである。

このスピーカーにより私は、昔にオーディオ雑誌で読んだある言葉を思い出した。高価なシステムは弱点がなくなっていく、らしい。ある種の音楽に特化するならば、たとえばこのスピーカーはこういう音楽が得意だとかいう風に言うらしい。私がこのスピーカーの前に買った BOSE の 121 もジャズ系が得意らしいがポップスでは多少重ためになる。

ところが、上には上がある。ハイエンドのスピーカーと比べてしまうと、どうやらこの CDM1NT は、ポップス主にガールポップが得意なスピーカー、ということになるらしい。ハイエンドなスピーカーは多分もっと万能なのだろう。

これを買うには多少の決心を要した。そこまでして、八万円を出してまで手に入れる必要があるものなのか、と何度も自問した。結果的に、手に入れてよかったと思った。逆に、これ以上の、たとえば二十万くらいあるいはそれ以上するものを手に入れるという選択肢もあったが、そうなるとオーディオを置く部屋を気にする必要が出てくるので、せいぜいこのくらいのグレードでいいと思う。

いま私のオーディオシステムには三組のスピーカーがつながっていて、音楽によって視聴場所によって切り替えている。ちなみに私はいまなぜか安室奈美恵の CD を聞いているのだが、コンピュータに向かっているところなので液晶モニタの左右に配置した BOSE 121 で聞いている。もう一つのスピーカーは、天井に吊るしている BOSE 111AD であるが、こちらは CDM1NT によりほとんど聞かなくなってしまった。
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