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全然〜だ
「全然大丈夫ではない」というように、「全然」のあとには否定形しかつかないのが当然のように思う人が多いだろうが、そんなことは全然ない。

岩波国語辞典にはこうある。

ぜんぜん【全然】
〔副〕(1) 《打消しの言い方や否定的な意味の表現を伴って》まったく。まるっきり。「―読めない」「―だめだ」(2) すっかり。ことごとく。「心は―それに集中していた」 打消しを伴わない<2>の使い方は現在文章語としてはほとんど使わない。会話などで「断然」「非常に」の意に使うこともあるが、俗な用法。「―いいね」

現在は打ち消しを伴わないのは使わない、とある以上、昔は使っていた。英語だと at all みたいなものだ。

今朝の新聞(確か産経)でも、例によって現代の言葉づかいのみだれを嘆くコラムがあり、その中でこの「全然」が出てきていた。

現在は打ち消しを伴わずには使わなくなっちゃったのだから、むしろ使わなくなったこと自体が言葉のみだれ(ゆがみ)にはならないのだろうか。

言葉の変遷を許さない人間はそれこそ「あはれ」とか「いとおかし」なんかを使っていればいい。

それから、辞書に載っている意味だけをもって言葉の正しい意味とし、いくら周りの人間に通じるにも関わらず拒否する原理主義者もうるさい。

「全然」の語感が私は好きだ。特に「全然大丈夫」「全然オッケー」など。「全然たいしたことない」と言い換えることもできるが、長いし防戦的な感じがする。
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