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SDガンダム GジェネレーションDA
ガンダムをデフォルメ化した「SDガンダム」のタイピングゲームソフトとデスクトップアクセサリ集。タイピングゲームを攻略していくと、壁紙やスクリーンセーバーや音声ファイルなんかが手に入っていく。2,980円と安い割に内容豊富。

タイピングソフトはたくさん出ているが、大ブレイクのきっかけとなったのは、アニメ「北斗の拳」を題材にしたやつだろう。キーを打つたびに主人公ケンシロウのあたたたという声。敵を倒すときはその敵がおなじみの「ひでぶ」などの独特の断末魔をあげて倒れる。私もちょっとやってみたことがあるが、タイピングソフトというのは所詮この程度のものか、とガッカリしたものだ。細かいところでどうしても理不尽なミスが発生してつまずいたり、ただキーを打つだけだと特に面白みがないからだ。

私もこのソフトを買う前は、タイピングソフトの部分はほとんど無視していた。スクリーンセーバーさえ手に入ればいい、と思って買ったのだ。なにしろ値段が 2,980円と安いので、デスクトップアプリ集ぐらいにしか思っていなかった。

ところがところが、タイピングゲームが非常によく出来ているのだ。このソフトは「Gジェネレーション」と冠しているだけあって、ファミコンの頃から続く SDガンダムのシミュレーションゲームのシステムをうまく取り込んでいる。タイピングに成功したときに敵に与えられるダメージや、失敗したときに自分が食らうダメージは、自分が選択したキャラクターとその搭乗機とそれらのレベルとアイテムによって左右されるのだ。

タイピングゲームの根幹もしっかりしている。ローマ字とかなと両方できるらしく、私はもっぱらローマ字でやっているのだが、ヘボン式のほかに小さい文字の出し方などに柔軟性があり、まったくストレスなく自然に入力できる。それに、同時に複数の敵を相手にするときは、それぞれのゲージがリアルタイムに減っていき、どれから倒すかを考えなければならない。

入力する言葉がまたよく考えられている。ガンダムシリーズに出てきたキャラクターやモビルスーツや地名や名台詞なのだ。ファーストガンダムだけのファンにはキツくて興ざめかもしれないが、シリーズを通してガンダムが好きな人にはたまらない。さらにバンダイは追加データまで用意する予定だというから、これからも飽きずに済むだろう。

ステージを攻略すれば、キャラクターと搭乗機に経験値が加算される。経験値が一定分たまると、レベルが上がる。搭乗機は最初は一つだが、キャラクターによっては二つ以上もっていて、レベルが上がると増えていく。搭乗機はアイテムを一つだけ装備することができ、このアイテムによってヒットポイント増加などの効果がある。アイテムはステージを攻略していくとたまっていく。アイテムにはコレクション表が用意され、全部集めることも目的になる。

壁紙や音声ファイルといった基本的なアクセサリーは簡単に手に入るようになっている。スクリーンセーバーはちょっと難易度が上がる。壁紙と音声は1キャラで1セットになっていて、壁紙は SVGA, XGA, SXGA のサイズ別に同じ絵が一枚、音声は確か九種類ぐらいの名台詞集になっている。スクリーンセーバーは多分全部で九種類ぐらい。モビルスーツが動いたり戦ったりするものから、シンプルな絵がポンポン出るだけのものまである。

ガンダム好きでなおかつ SD(スーパーデフォルメ)が嫌でないのならば、このソフトは買いだ。買いを推奨する。私は偶然ビックカメラで発売日に手に入れてしまったのだが、2,800円で買ってポイント一割ついたので実売 2,520円だ。ゲームがうっとうしければ、さっさとアクセサリーを手に入れるだけでもいい。

欠点は、あくまでタイピングゲームとアクセサリー集だということ。いかにゲームとはいえ、しょせんはタイピングゲームだ。奥行きも知れている。2,980円にしては盛り込まれているが、普通のゲームではないので物足りなくも感じる。

本格的なゲームをまた作って欲しい。
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