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FINAL FANTASY XI
国産コンピュータRPG の雄、ファイナルファンタジーシリーズの多人数参加型オンラインRPG 化された第11作目。フル3D の美しいグラフィックスで作られた世界にどっぷりひたり、仮想空間での冒険と生活を楽しめる。

数百万本単位で売れた各シリーズとは異なり、PS2とHDDと通信環境必須というプラットホームの敷居の高さから、遊んでいる人の数はシリーズ中ではかなり少ない。5月からサービスが開始され、11月にはようやくパソコンに移植され、私もプレイするようになった。

とにかく中毒性が高い。私はこの手のゲームとしては去年ぐらいにウルティマオンラインをやっていた。ただでさえこの手のゲームは中毒性が高いと言われているが、私は一ヶ月以上たったいまではこのゲームを中心に生活が回るようになってしまった。家に帰るとすぐにマシンの電源を入れてプレイ開始。風呂に入るのも忘れてただただゲームをやりつづける。週末も延々プレイしている。

何がそんなに楽しいのかというと、やはりその仮想世界が魅力的すぎるからだろう。もちろんプレイしているとそんなに楽しくないときもあるのだが、初期の RPG の経験値上げのような中毒性があり、自分のキャラクターを強くするために延々戦闘しつづけることも惰性でやってしまう。お金が重要なので、モンスターが有用なアイテムを落とすと本当に嬉しい。経済も成り立っており、アイテムを作ることもでき、一部の人しか作れない優れたアイテムが高値で出回っていれば、そのようなアイテムを作るための素材を売りに掛ける人もいる。

世界の背景がおなじみファイナルファンタジーシリーズのものなのでなじみがある。シドが出てくるのも相変わらず。チョコボに飛空挺もある。ただ、全体的に見るとファイナルファンタジーらしさは希薄だ。おなじみのポーションは、これまでのシリーズでは 99個常備が常識だったが、今作では一つが非常に高価でかつ効果も知れている。また、プレイヤーが選ぶことのできるキャラクターの種族も、人間っぽいヒュームやエルフっぽいエルヴァーン、巨人のガルカに小人のタルタルに猫娘ミスラと、これまでの世界観とは大きく異なっている。シリーズが自慢としてきたシナリオも希薄だ。

その答えは、開発陣が EverQuest のファンだということにあるらしい。私は EverQuest をやったことがないのでよくわからないが、かなり似ているらしい。本家をやったことのある人から見ると、私のような本家を知らない人間とはまた違った感じになるのだろうが、私は素直にこのゲームを素晴らしいと思った。

ウルティマオンラインだとゲームの目的がほとんど金儲けぐらいしかなく、ドラゴン退治などそれぞれ適当に目標を立てることしかできなかったが、このゲームではミッションやクエストとして色々な目的があるのがよい。目的を達成すればアイテムや金や名誉が手に入る。チョコボと飛空挺に乗るためにも必要だ。そしてクエストなどを達成したり経験値を稼ぐには一人でもいいがパーティプレイがあると有利だ。自然と知り合いができ、たまに会うと互いの状況を話し合ったりする。リンクシェルというゲーム内チャットシステムもあり、仲間同士の通信に便利なので、固定でパーティを組んだりアドバイスしあったり雑談したりできる。

細かい点では色々言いたいこともある。合成システムのバランスが悪い、競売システムが重くて頻繁に落ちる、効率のいいパーティを組むのにバランスが不可欠、マクロが不安定、ストーリーが淡白、レベル上げが単調、などなど、挙げると色々あるが、なんだかんだでこの世界を楽しんでいる自分がいる。

現時点でこの作品はとてもよくできていると思う。これからスクウェアはいつまでこのゲームを運営していくのか。どのようにしてゲームを発展させていくのか。それが評価の分かれ目だ。

プレイステーション2 にせよパソコンにせよ、とにかくゲームをするための環境を整えることが一番の問題だ。しかし、この問題をクリアできるならば、このゲームは絶対にプレイする価値がある。

やはり問題としては、これからプレイする人にとっては、周りのほとんどのプレイヤーは、クエストの謎解きとかゲームのコツを大体知ってしまっているので、みんなで知恵を搾り合うという楽しみ方はできない。それは非常に残念なことなのだが、性質上やむを得ない。プレイヤー数の増加に応じてサーバの数も増えていくだろうから、なるべく新しいサーバでやるといい。

逆に残念ながら世界は現時点で 22個あり、それぞれ平行して進んでいて交叉はしていない。違うサーバでやっている人との接点はまったくなく、コツや謎解きの情報交換ぐらいしかできない。

もっと詳しく書いたものを続きリンクにしておく。
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