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金色のガッシュ 1,2巻
天才的な頭脳を持ちながら、世の中を冷めた目で見て友達もいない主人公清麿のもとに、ずっと海外に行っていて帰ってこない父の元から一人の謎の少年が送り込まれてくる。その少年は魔界から送り込まれてきた100人の悪魔の子の一人で、魔界の王を争うレースに巻き込まれていく。

なにかの漫画賞を受賞したという、少年漫画の王道のような紹介のされかただったので、いつか読もうと楽しみにしていた。なんとなく読む気になったので書店で手にとって読んでみたのだが…。

確かに少年漫画の王道的な作品だった。しかしどうにもあざとさを感じて楽しめない。主人公ガッシュの一途で純粋な性格はいいのだが、涙流しすぎ。本当に純粋ならこれぐらいのことで涙を流してほしくない。

戦闘の肝となるのは、ガッシュの持っていた本。偶然が重なり、本に記されたいくつかの術が使えるようになってくる。ライバルも当然それぞれ本を持っており、個性豊かな系統の術を使ってくる。わりとよく出来ている。植物の姿をした悪魔の子供は植物に関係した術を使ってくる。

悪魔の子供は、戦うために人間を必要とする。人間とペアなのだ。どういうペアなのかによって個性の幅が自乗で広がっている。よく考えられている。主人公は頭が非常にいい少年なので、ジョジョの奇妙な冒険を思い出させるような頭脳プレーもまあまあ面白い。

ただ、全体を見たとき、すべてがいま一歩。二流の焼き直し作品との印象しか残らない。登場人物も少なめ。ヒロインの人物造型はいままでにないことに挑戦していていいとは思うのだが、まだ形になっていないと思う。

なぜこの作品に人気があるのか分からない。冷めた目を持った主人公が、熱くなっていくことに、共感するのだろうか。それともガッシュがかわいくて熱いからだろうか。

土台はわりとしっかりしており、話が続いていくことにも納得できるのだが、私はこれ以上買って読み進む気にはなれなかった。
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