10年後の日本 |
文芸春秋の『日本の論点』といういかにも小論文受験生御用達の分厚い本の編集部が、10年後の日本を焦点に新書サイズに編集したもの、なのだろうか。
あんまり期待はしていなかったが、本当に面白くなかった。新聞とか週刊誌を読んでいれば普通によく出てくる話題ばかりで、それほど目新しさがない。当たり前だが執筆者の顔も浮かんでこない。
しかも私は間違ってこの本を二冊も買ってしまった。以前買っていたのを忘れていたのだ。また似たような企画で本が作られないことを願いたいが、もし作られてしまったら私にもその責任がわずかながらあるということになるのだろう。
まあそれでも、普段あまりこういうテーマについて考えたことのない人にとっては、それほど悪くない入門書ではあるのかもしれない。本当に高校生とか新卒社会人にはいいのかも。
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