AFiNA Note AN250N |
2001年の夏ごろに発表されて、薄型ノートで挑戦的な価格をつけた製品として注目された。超低電圧版 Celeron 500MHz を搭載した薄型ノートなのに、定価が 128,000円という安さだった。
しかし完売はしなかったようで、私が年末に見てみたら、メモリを増設して Windows XP の無償アップグレードまでついて 99,800円まで値下がりしていた。
この頃わたしはウルティマオンラインにハマっていて、コタツの上でまったりとゲームをできるマシンが欲しいなと思っていた。ところが、物色したノートはどれも値段のわりにパッとしないものが多く、それなら安いものでいいやと思って勢いで注文した。
製品自体は満足できるものだった。Celeron 500MHz なら普通に使うことができるし、メモリも 192MB あるので十分である。有名メーカー製と同じ路線をとっているだけあって、バンドルソフトも多くてお買い得である。そのせいで、ハードディスク 10GB が 4GB 近く埋まってしまっているのは、うれしいようなうっとうしいような、なんともいえないものがある。
JUSTSYSTEM 製の製品が付属しているので、Microsoft 製の頭の悪い IME ではなく、最新ではないものの ATOK で日本語入力ができるのもよい。
細かい性能については特に説明しない。この値段でこれだけの性能があれば十二分に満足できる。
ただし、Windows XP の無償アップグレードは面倒なことになった。アップグレードに申し込むには、購入事実を証明するものが必要だというのだ。私はソーテックが直接運営するオンラインショップで購入したので、購入事実は向こうで確認できるだろうと思った。製品に添付されていたはがきにも、オンラインショップで購入した人はユーザ登録はがきを出さなくて良いとあったので、不要だと思ってそのままアップグレード申込書を郵送した。そうしたら、一週間ちょっとで返送されてきて、領収書が添付されていないのでもう一度送ってくれとあった。
仕方がないので領収書の到着をひたすら待つのだが、いつまでたっても領収書が送られてこない。私がマシンを購入したのは 2001年12月8日なのだが、年末にメールでの窓口を利用して催促した。すると年明けにメールが帰ってきて、領収書を早急に送るから待っていてくれとあった。一週間程度で着くというので待ったのだが、10日たっても来ないので、ついに会社を休んで朝一番にサポートへ電話した。詰問口調で担当者と話をつけて、なぜ領収書が必要なのか、必要ならさっさと送れと要求した。メールで伝えてきた内容と電話での内容が異なっていて信用がおけない。クレジットカードで購入すると領収書の発行が送れるとかなんとか言っていた。結局、二週間以内に領収書を送ると言ってきたのでそれ以上は文句を言えず、再び待つことになった。いよいよソーテックはのらりくらりとかわす作戦でいるのかとの疑いが強くなる。
が、さすがにこの次はちゃんと領収書が送られてきた。もう既に購入から二ヶ月近くたっていた。ようやく、アップグレード申込書を領収書つきで出すことができた。出してから二週間近くたって、もうこれ以上遅れると、返送されてきたら申請期限の 2月一杯を過ぎてしまい、やっぱりソーテックに逃げられるのではないかと思って腹の立つ日々を送った。結局二月末ごろに Windows XP のアップグレード版が届いて安堵できた。
Windows XP のアップグレード版(かつOEM版)は、値段にして五千円のものなのだが、この五千円分のものを回収するために、それ以上の手間をかけることになってしまった。しかも、Windows XP が届かない間はマシンを大胆にカスタマイズすることもできず、あまり使わなかった。そうこうしているうちにマシンへの興味まで失せてしまった。安くてそれなりに性能がよくても、この買い物は失敗だった。
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