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古典不要論
この本を読んですごく納得したことを一つ書き漏らしていたのを思い出したので書いておく。古典不要論とでも言うべきものだ。

古典はいわば文学史とかの史的な面でしか役に立たないと言っている。なぜなら、学問の成果としての古典は、既にあとからやってきた人がもっと噛み砕いたり発展させたりしているからだ。原典を読むのが一番だとよく言われるが、それは原典を崇拝しすぎだと思う。原典後に出てきたその道の専門家たちをバカにしすぎていないだろうか。

本というのはたとえ引用されなくても脈々と受け継がれるものなのだと立花隆は言っている。人類全体は巨大な知の流れを構成していて、優れた知は一冊の本だけでなくそこかしこに保たれ、色んなものに変化したり他のものと結びついていく。ヘンなものと結びついたりして袋小路にハマったものはそのうち消え去り、良いものだけが残る。

私の説明だと私が曲解している可能性があるので正確なとこを知りたかったら元の本を…っておい。っていうこと。
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