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あなたが生命保険に入らなくて良い3つの理由
生命保険に入らない方がいい三つの条件について説明していてそれが題になっているが、結局は若いうちに生命保険に入っておくことを勧める結論に持っていっている文章。

これ、論文とか報告書だったら最低点にすべき。論旨と合わない題をつけて読者の引こうとするのは最低だ。だからアンチとしてさらに私が、生命保険に入るべきでない理由を追加しておく。

まず、生命保険でリスクを避けつつ、株や投資信託などの証券に投資してお金を増やそうとするのは大バカもの。それだったら両方やらないほうがずっといい。手数料掛からないから。生命保険会社と証券会社と信託銀行を儲からせているだけ。彼らがどうやって収入を得ているのか少し考えれば分かることだ。それだったら、自分自身の健康に投資したと思って、使わずに済んだ医療費を配当だと思えばいいではないか。たまに医者に掛かって損をしたと思うかもしれないが、株だって時々そのぐらいの損はする。

ちょっとぐらいのケガや入院程度では保険料は下りない。何日以上入院しないとダメというのがあって、短期間の入院は対象外だ。思い返してみると、人生でそこまで大きなケガをした人はほとんどいないはずだし、毎月の保険料の積み立てよりも多くなることはあまりない。よっぽど運の悪い人だけ。

万が一の大怪我や大病に備えて生活を守りたい、と思うかもしれないが、私たちの生活というのはそこまで過度に安定させたいものなのか? 病気に掛かったら苦労する。これのどこに問題があるのか。しょせん庶民なんだから。人間にはどんな運命が待っているのか分からない。一定以上のケガや病気をしたときのたかが金銭の保障のために、庶民の少ない収入をすり減らす必要なんてない。ケガや病気を無かったことに出来るわけでもないんだし。

地震とか火事とかは当然対象外。それぞれ個別に保険に入らなければならない。普通の生命保険がいかに範囲の狭いものなのか、たぶんほとんどの人は理解できていない。

以前問題になったが、本来保険金が下りるはずのケースで、保険会社が支払いを渋ることがある。

運用が思うように行かずに逆ザヤになったからといって、平気で契約を破って利回りを下げる。そのくせ思った以上に利益が上がっても絶対還元しない。

家族を守りたい人もいるかもしれないが、社会保障は生命保険だけじゃない。生活保護や奨学金だってある。

元記事では、若い頃に生命保険に入らなくて、年をとって健康に不安が出てきてから加入を断られるケースが挙げられている。でもそんな人は全体からするとごく一部で、大多数の人は普通に健康に生活しているし、多少病気をしてもそれが当たり前だと思って生きている。少数の声をさも全体の声のように見せかけた詭弁だ。

生命保険が本当に優れた商品なのだとしたら、なぜ若い女性が売りに来るのか考えてみよう。なぜ店頭などではなく、いかがわしい学習教材や日用雑貨と同じように販売員が売り歩いているのか考えてみよう。あなたが生命保険に入らなくて良い理由は3つどころではない。
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