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定価四十万のアンプで差が分かった。あと最近のDACについて。
あれからアンプを買い換えて、定価四十万クラスのmarantz PM-11S2とバランス接続してみたら、DA53のほうが明らかに音が良いことが分かった。E-MU 0404というDTM用のサウンドカードのアナログ出力とデジタル出力+DA53での比較をしてみてのこと。

ただ、E-MU 0404のデジタル出力はあまり質が良くないみたいで、ONKYO SE-U55GXのデジタル出力またはDA53のUSB接続のほうが明らかに音が良かった。ここまでくると同じデジタル出力でもジッターによる影響が出てくるんだなということが分かって少し驚いた。もっと上の世界かと思っていたのに。

バランス接続とアンバランス接続を比べるのは難しい問題とされるのだけど、少なくともDA53のバランス出力はこのクラスにしてはよく出来ているんじゃないかと思う。聴き比べてみたらわずかにバランス接続のほうがよく聞こえた。音質が変わっただけかもしれないので断言は出来ないけど。

あれから状況が変わったのか、それとも私だけが知らなかったのか、いま見ると十万円前後のDACが随分ある。とにかく解像度が高いbenchmark DAC1と、空間表現に優れたPS AUDIO DL3あたりが、コストパフォーマンスと個性を考えると一番代表的だと思う。CECは後継機DA53Nや上級機DA1Nを出していて、これらは聞きやすさというキャラを持っているらしい。結局私は特売でCECの復刻機DX71MK2を99,800円で買って聞き始めたところで、解像度や空間表現はそれほどじゃないけど濃厚な感じで聴き易いDACだと思った。好みで選べばいいと思う。
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