赤 |
最近GANTZで有名な奥浩哉の短編集の第一集。たぶん出世作「変」から選り抜きしたもの。思いっきり遊んでたギャルが初恋でレズに目覚めて清純で真面目な少女に恋をする話と、やさぐれた不良のリーゼントが女っぽい外見の美少年に恋をする話が中心。
割と私のツボにハマった。レズに目覚めたギャルのほうは、一途な想いがよく描かれていてグッとくる。だいぶ真面目な話だが、その分設定で遊んでいるのがちょっと気に入らない。それでもだいぶ満足できた。ラストも結構いい。カラッと揚がっている。
リーゼントのほうはちょっといまいち。キャラクタに中身が入っていないように思える。…いや実のところ女同士が男同士になっただけで、読者である私が男か女かによってどちらの作品に惹かれるかが決まるという単純なことかもしれないのだが…。
最後の方に収録されている一話完結の赤い糸の話もよくできていて面白い。あらすじを書くと他愛のない話なのだが、語りがうまい。
第二集の「黒」といい、元となった「変」といい、これらの作品がどのようにGANTZにつながっていったのか、理解が難しい。共通するのはおっぱいぐらいか。
一応「黒」にはGANTZにつながらなくもない謎の怪人の話が収録されているが、これは結構いまいちだった。人によってはジワッとくるのかもしれないが、ただホラーな感じ。
ともかく、この作品はおすすめ。安いし。ただ、なかなか店頭にないと思う。
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