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どうやら私の身体は完全無敵のようですね 7巻まで
身体が弱くて若くして亡くなった女性がファンタジー風の異世界に転生し、彼女の希望どおり丈夫な体で生まれ変わるが、公爵令嬢なのに丈夫すぎて怪力になり、成長するにつれて嫌がおうにも目立ってしまうのだった。小説投稿サイトに投稿された小説が原作のマンガ。

年上だけど友達のようなメイドのテュッテ、剣術師範の息子でちょっと生意気な少年ザッハ、最初は少し性格が悪かった魔術師一族の娘マギルカ、好奇心旺盛な王子レイフォースといった面々に囲まれ、目立たず平穏に暮らしたかったのに怪力と魔力により学園で目立ってしまう主人公の少女メアリィなのだった。

学園では武術大会で活躍したり、長年使われていなかった建物に居ついたゴーストを退治したり、交流の集まりを作ったと思ったら生徒会役員会のように思われてイベントを取り仕切るよう言われたり、その騒動の中に紛れ込んだ魔族の姫さまのいたずらに対処したり、違法に植えられたマンドレイクや突然変異したスライムを退治したり、魔族の国に遊びに行って陰謀をぶっ潰したり、呪われた王子をなんとかするためエルフの国に出かけたりする。

ストーリーが全体的に薄い。新刊が出たので最初から読み返してみたらストーリーのほとんどを忘れていた。また忘れそう。

おちゃらけた時のデフォルメの絵がかわいい。等身が下がり、目が点になり、すっとぼけたつぶやきやオノマトペが吹き出しの外にポロッと出る。昆虫の羽音が「み み み み」と表現され、次のコマで腕にとまったときに「み」と一文字で表現されるのがなんとも言えず愛らしかった。ちょっとキャラの見分けに時間が掛かることがあったけど。

これ多分ギャグマンガなんだと思う。ゾンビなどのアンデッドが好きな女の先輩とか、メイドに執心の技術者のじじいとか、ギャグ要員がそれなりにいていい仕事をする。主人公のメアリィも巻き込まれキャラのつもりがいつも自分で墓穴を掘っている。

かわいいファンタジーギャグマンガが楽しめそうなら読んでみるといいかもしれない。
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