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【#マリフレ】浮気ではない歌枠/sing【ホロライブ/宝鐘マリン・不知火フレア】
アニメのアバターをかぶって動画サイトYouTubeでゲーム実況を中心にアイドル活動を行っているホロライブ所属のVTuber不知火フレアが、仲間の宝鐘マリンと歌枠つまりカラオケで歌いながら雑談をしている配信。同期でデビューした二人が仲良く言い合いしながら色んな歌を歌っている。

ホロライブ三期生といえばグループ内で総再生時間トップの兎田ぺこらやチャンネル登録者数一位(英語圏のガウル・グラを除く)の宝鐘マリンなんかがいる黄金世代で、ほかにも中の人が別名義でちょっとHな配信をしてトータルで一番稼いでいると言われている白銀ノエルもいるし、スーパーチャット(投げ銭)一位だった潤羽るしあもかつて在籍していた。そんな中で不知火フレアはメンバーの中では人気があるにも関わらずチャンネル登録者数が少ないのが気になっていたので注目していたところ、この動画で芸達者なところを見せていておもしろかったので紹介する。

開始30分過ぎに歌っている「ケロッ!とマーチ」でのケロロ軍曹の声が似すぎていて笑った。アイドルの物まねというとよく「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけをやって微妙な空気になるのが定番の流れなんだけど、ケロロ軍曹という難易度の高い物まねをよくここまで高い完成度でできるものかと少し感動した。

不知火フレアのチャンネルでは開始待ちの時間にオリジナル曲「フレ!フレ!エルフレ!」を歌っているのだけど、初めて聞いたときに声の音圧の高さにびっくりした。この人は喉が非常に強いと思う。声音にそこまで魅力はないのだけど、張り上げたときに圧があるし、かなり高いところまで出すことができる。なんと三オクターブ出せるとのこと。

なお、そんな彼女の声質に目をつけた船長(マリン)が別の歌枠で彼女に広瀬香美の「ロマンスの神様」を歌わせているのだけど、船長のこういうメンバーのいいところを見つけて引き立たせようとするところが好き。あと「ケロッ!とマーチ」でのケロロ軍曹のセリフのあとの低いツッコミ歌唱を船長が歌っているのだけど地味にうまかった。

ケロロ軍曹の物まねに限らず、フレアはいわゆるアニメっぽい発声が得意みたいで、つい最近の二人のコラボでも「カップヘッド」のシナリオ部分のセリフ朗読で聴かせている(ここでもマリンのアシストが光る)。ただ、芸の幅はそんなになさそうで、少年少女のアニメっぽくてかわいげのある声を得意としていそう。

そんな彼女がなぜ同世代のメンバーと比べて人気がないのかというと、スプラトゥーン3をやっている配信を実際に見てみた限りでは、ゲームがうまいわけでもないしトークがおもしろいわけでもなかったのでむしろ納得した。でもそれだけでは説明できないと思う。

ネットでの評判を見ると、とにかく自分を押し付けられるのが嫌いらしい。自分でエルフという耳が長くて弓が得意な種族のガワを選んでいるにも関わらず、スプラトゥーン3で初めて弓が登場したときに弓が得意そうだとコメントしたリスナーに対して決めつけるなと言ったらしいし、フレアという名前にも関わらず火が好きそうというイメージすら拒否したり、リスナーから評判の良かった衣装でも自分のイメージに合わないと思ったら着なかったりするらしい。

でもなぜかメンバー内では非常に好かれており、特にマインクラフトをやる「不知火建設」通称「しら建」はコラボユニット内で随一の人気を誇っているほか、「バカタレ共」という人気コラボユニットにも属している。天音かなたや博衣こよりとの「かなりあ」もあり、本日行われた博衣こよりの一周年3Dライブでも三人で美しいハーモニーを奏でた。

これは完全な憶測なのだけど、フレアが好かれているのは表裏が少ないからなんじゃないかと思う。アイドル同士では社交辞令で虚々実々のやりとりが行われがちな中で、これだけ自分に正直に生きている彼女から好意を受けたとしたらそれはホンモノだということで、安心して付き合っていけると思うからじゃないだろうか。本人もウソが嫌いだと言っているらしい。

ゲームはあまり得意ではなさそうだけど好きではあるみたいで、最近もスプラトゥーン3を配信外でもやりまくったことをリスナーに知らせるために見せたプレイ履歴がすごくて、ある日のプレイ時間がバグってて28時間になっていたのが取り上げられていて笑った。

いじわるなインディゲーム「しょぼんのるきみん」をやったときに、謎解きがまったく分からなくてリスナーの声も聞かずに頑なに自分のプレイをしつづけた結果、ステージ上のトロッコのギミックの残骸が地面を覆いつくしてハマるというキ〇ガイっぷりを見せたのにはちょっと笑えなくて戦慄した。

ダークソウルシリーズやエルデンリングなど高難度アクションゲームで知られるフロムソフトウェアによるSEKIROというゲームを配信外でやっていたと言っていたので、そこまで頭を使わないゲーム(?)なら根気よく練習するのも苦にしていないみたいだし、楽しんでやっているのかもしれない。

正直自分はあまり積極的にチェックしたいとは思わないけれど、関係性を擦ったウソっぽいトークがないのはいいと思うし、歌枠の選曲が他のメンバーと比べて独特なので時々見てみたくなる。
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