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年末ホロライブ ~ゆくホロくるホロ 2022→2023~
主に動画サイトYouTubeでアニメのアバターをかぶってアイドル活動するホロライブ所属のVTuberたちがバラエティ番組をやる体で2022年の大晦日の夜に公開された動画。4部構成となっており、ペアに分かれてのクイズ番組や暴露陣取り合戦、今年もっとも良かった配信を決めるコーナー、王道のひな壇トークバラエティに分かれている。

自分は普段大晦日の夜はリアルタイムになにかを視聴する習慣はなくて、いつもだったら日本テレビ「ガキの使いやあらへんで」の特別編である「笑ってはいけないシリーズ」を録画だけしておいて別のことをやっているんだけど(録ったのは正月ゆっくり見る)、今年はホロライブにハマったことだしこの年末バラエティ番組をリアルタイムで視聴した。まあまあおもしろかった。

でも最初の第1部はひどかった。ホロライブの多人数コラボの悪いところが結構出ていた。演者が同じフレーズを繰り返したり、語尾を伸ばしすぎて他の演者が入ってきにくくしたり、いったんしゃべりだすと矢継ぎ早に色々と詰め込んでしゃべりだしたりと、聞いていて非常にイライラした。これに加えて普段だったら音声の一部が大きくなりすぎることがあるところまでがあるあるなのだけど、今回はライブじゃないのでさすがにそれは調整できていた。

演者が同じフレーズを繰り返すのは、自分が最初に言った言葉がちゃんと音声に乗ったかどうか不安になるからだと思う。ちゃんとモニターイヤホンかなにかで自分の声の返しが十分に聞こえていたら不安になることもないと思う。語尾を長く伸ばしすぎるのは、普段一人でやる配信だとトークが途切れるのを恐れて間を作らないようにするのがクセになっているからだと思う。

MCが白上フブキ、解答者が大空スバル、戌神ころね、大神ミオ、それと欠席の猫又おかゆに代わってホロライブイングリッシュから日本語の達者な小鳥遊キアラが急遽出演していた。みんなホロライブの中ではベテランなのにこんなにトークがつたないのかとびっくりした。特にフブキとスバルの雑さが目についた。ひょっとしたら普段ない台本(?)に不慣れだったからなのかもしれない。キアラは普段から自分の配信でトークバラエティやっているだけあってか、控えめながらもちゃんと存在感があってよかった。

第2部はMCが宝鐘マリンで、「みこめっと(さくらみこと星街すいせい)」対「ししわた(獅白ぼたんと角巻わため)」でゆるい暴露合戦で陣取りゲームをしていた。こっちは割と調和がとれていてまだ良かった。アイドル同士の暴露合戦という緩いコンテンツなのは織り込み済みなのでいいとして、にしてもネタが弱すぎて収録なんだからもっとあらかじめ用意しとけなかったのかと思った。

ホロライブのアンチ(反ホロライブ主義者?)が集まる掲示板ではさくらみこは数字だけを追い求める腹黒い配信者(?)だと言われており、星街すいせいとユニットを組んでいるのも歌ガチ勢の彼女の持つ独自なファン層を取り込みたいからだと言われているのだけど(?)、それを逆手にとったのかビジネスユニットつまり本当に仲がいいわけじゃなくてビジネスで仲良しをやっていますというのを自ら言ってしまうのがおもしろかった。

「ししわた」は普段他の人とコラボするとペースが合わないことの多いわために落ち着いて合わせられる獅白ぼたんとのユニットで、今回もそれぞれいい感じだった。獅白ぼたんには雪花ラミィも近づいており「ししらみ」もリスナーから人気となっているので、仲のいいメンバーの少ないといわれているわための今後が心配されていたけれど(?)、今回あくまで正妻(?)はわためなのだと印象付けた(?)。

第3部はMCが博衣こよりで、出演者は夜空メルと海外勢4人という不安しかない構成だったけれど(?)トークは思ったより安定していた。こういうとき、英語ができる赤井はあとに出てほしかったんだけど、やっぱり実力不足なんだろうか。今回インドネシア勢のオリーとゼータの二人は日本語があまり得意ではないせいか最後のコメントだけ英語でしていたのに対して、ホロライブイングリッシュ勢はアイリスもベールズも日本語が非常にうまかった。

アイリスは白上フブキと宝鐘マリンがやっているWebラジオにゲストで出演しているのを聞いたときはほんと自然な日本語だった。でもいくらうまくてもMCだとたぶんちょっとヘンな空気になったと思うのでMCはこよりで正解だと思った。ベールズはRUSTシーズン2の最終日にさくらみこの特攻ヘリに同乗して兎田ぺこらの拠点を急襲しC4爆薬を投げまくっていた切り抜きがおもしろかった。

オリーはこのまえなんとデヴィ夫人と一緒にインドネシア勢代表として運営主催のバラエティ番組に出ていたらしいのだけど、オリーが出る前に番組の内容がキツすぎて途中で見るのをやめてしまった。ゼータはRUSTで愛馬を尾丸ポルカの車に轢き殺されるシーンが名場面としてエントリーされていた。いまは日本語をもっと勉強中みたいで、最近「うんち」という単語でウケを狙っているのがあざといけどシンプルにおもしろかった。

ダメだったのはエントリーされた配信のほうで、なんでこんなの取り上げたのか意味が分からなかった。前述のベールズの名シーンも取り上げられていなかった。ほかにももっといいのがいくらでもあったはず。なかでも大賞が「みこめっと」の大しておもしろくない手術ゲームの一コマだったことから掲示板でも非難の声があった。そんななかで、社長の選んだYAGOO賞(谷郷社長の読みはタニゴウだけどスバルがヤゴーと言い出した)はインドネシア勢初の3Dライブが今年成功したということでムーナの動画を選んでいてさすが社長やと思った。

第4部はMCが天音かなたと雪花ラミィで、出演者は日本勢5人で日本のよくあるトークバラエティっぽく何回かテーマを決めてそれに沿って話を進めていた。最初ラプラス・ダークネスが小柄な女の子なのに股を広げて座っていたので笑った。秘密結社の総帥という体で積極的にしゃべっていて一番おもしろかった。いまは活動休止しているけれど収録時は大丈夫だったみたいだった。早く戻ってきてほしい。

自分が一番推している天音かなたが事実上のメインMCをやっていて、トーク回しも割とうまくて安心して見ていられたのだけど、サブMCの雪花ラミィの熟練さのほうが目についた。サブでフォローするほうが腕を求められると思う。ただ、ラミィはラミィで一人だと型を崩しがちなのでメインMCじゃなくて正解だと思う。前に雑談枠を見てみたときは、開始二十分であらかじめ用意していたネタが尽きたとか言っていて笑った。雑談枠は船長(マリン)の次ぐらいにおもしろいと思う。話の内容はそれほどじゃないけど本人のクセのあるしゃべりかたで鋭いこと言うのがおもしろい。

姫森ルーナと白銀ノエルは大空スバルをめぐってライバルみたいなのだけど、周囲からの緩い方向づけはあったもののプロレスにはならなかった。姫のキレ芸が見れなかったのは残念だった。ラプラスが沙花叉にちょっかいかけてプロレスしていたのがちょっとウケた。アキロゼはまだ単独の配信を見たことがないのだけどちょっと見てみたくなった。

公式チャンネルの番組や企画は正直いまいちで普段ほとんど見ていないのだけど、この番組は割と見れたほうだと思う。でもホロライブのことが好きな自分が見てその程度のレベルなので、たぶん普通の人にとっては見れたもんじゃないと思う。昨日やってた全人類兎化計画もわりと良かったけど、序盤がいまいちだったのが残念だった。
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