君のことが大大大大大好きな100人の彼女 2巻まで |
中学卒業までに百人の女の子に告白しては振られてきた愛城恋太郎だったが、神様から高校でなんと百人もの運命の人と出会うと言われる。その言葉どおり高校入学してすぐに二人の女の子から同時に告白される。ラブコメ少年マンガ。
なにかでこの作品の存在は知っていたのだけど、その後あの「推しの子」「かぐや様は告らせたい」で知られる人気マンガ家の赤坂アカがVTuberでもある佃煮のりお主催のおすすめマンガ紹介企画でこの作品のことを挙げていたのが決め手となって読んでみた。まあまあおもしろかったけど、やはり複数の女の子と同時に付き合うという設定が生理的に受け付けず、ギャグマンガとしてはおもしろかったけど恋愛ものとしては素直に楽しめなかったので途中で読むのをやめてしまった。
ちなみに赤坂アカはその企画で自身と同じ集英社ヤングジャンプの作品ばかり勧めていて、自ら集英社だかヤンジャンのまわしものだと言っていたのだけど、正直自分はそういうのナシにしてほしかった。でもこの作品に関しては「かぐや様は告らせたい」とある程度毛色の似たラブコメということで納得のいくチョイスではあった。
最初の二人の女の子は腹黒とツンデレだった。ちょうど今期アニメやってるので一話だけ見てみたら、主人公とぶつかって足を怪我したと言ってたのにその後しれっと元気に走り出したりと恋愛のためになりふりかまわない様子が笑えた。マンガだとちょっと空回り感があったように感じたけど、アニメでは演出がいいのか絶妙の間で笑ってしまった。
三人目のコミュ障の読書家はしゃべるのが苦手なよくいるタイプの女の子なんだけど、しゃべること自体が苦手なだけで本当は積極的にコミュニケーションがしたくて、愛読書をいつも携行していて本の中のフレーズを指さして相手に読ませて言いたいことを伝えようとするのがいじらしかった。そんな彼女に主人公がしてあげたことも気が利いていてよかった。これから百人の女を真剣に愛するのにふさわしい男(?)だと思う。
自分は四人目の中間テスト満点の女が一番好き。こいつ頭が良すぎて非合理的なことは絶対にやらないんだけど、結論の出し方が超短絡的なのがウケる。それに、普段はクールなのに高所恐怖症でオドオドしたり、合理的じゃないことも大切なんだよみたいなベタな展開も王道的で楽しめた。
でも五人目の化学部部長の女がギャグマンガ時空ですごい効き目の薬を作ってしまうので萎えた。こういうのが気にならない人にとってはなんでもありなギャグマンガとしてすごく楽しめるんだろうけど、ラブコメでやってしまうと自分は感情移入しづらくなってしまう。高橋留美子「うる星やつら」みたいにコメディに振り切ってたらいいのかもしれないけど、ラブ要素も前に出すんだったら余計な要素に思えてしまう。それにこの回は展開も間延びしていてつまらなかった。ちなみにこいつは言動も怪しくて普段から薬をキメてるように見えるのがウケる。
以上2巻分で五人なのだけど、Wikipediaを見てみたら登場人物の紹介のところに「彼女(21~30人目)」という見出しがあって笑った。本気で百人出すつもりだろうか。女の子をたくさん出すことにより、読者にとって誰かしら好きなタイプが出てくるだろうから、幅広い層を取り込めて良いように思ったのだけど、逆にこいつすごい好きって思っても百分の一だからなかなか登場しなくて萎えたりしないだろうか。
絵がいいと思う。いまどきの絵でいろんなタイプの女の子がそれぞれかわいい。あえて挙げるなら、まつげの描き方が特徴的で、喜びにあふれている感じがとてもいいと思う。主人公も誠意がありそうな(まあやってることは百股なんだけど)いい顔をしている。ただ、ギャグマンガ的に崩した顔がいまいちだった。
描き分けがすごいと赤坂アカだか誰かが言っていたけれど、正直自分は一人目と二人目の時点ですでにあまり区別できなかった。普通に見れば髪の色や制服の着こなしから顔の形や表情まで全部違うので識別はできるはずなんだけど、なにげなく読んでいるとどっちがどっちだか分からなくなってくる。アニメを見た同僚も同じことを言っていた。二人同時に出しているので性格を把握しながら外見と結び付けるのがうまくいかなかったんだと思う。
とにかく女の子たちがみんな変わっていておもしろいし、主人公のツッコミもいろんな角度から行われていてバリエーションがあっていいので、同時に付き合うというこの一点さえ気にならないあるいは我慢することができたら普通に勧められる。自分もこれ書いているうちにまた続きを読んでみようかという気持ちになってきた。
|
|
|
題名 | | * |
| コメントを一言で要約して題をつけて入力してください。 | |
中身 | | * |
| 必ず日本語を入れてください(SPAM対策)。 | |
| コメントを書いてください。 | |
評価 |
| * |
| この事物に明確な評価を与えてください。現在のところ 最高(+50) 傑作(+30) まあまあ(+10) いまいち(-10) 駄作(-30) 最低(-50) の六段階評価となっています。0 つまり平凡だという評価を下すことはできませんが、省略することもできます。 | |