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70年代の少女漫画
70年代に描かれた少女漫画をひとまとめにして評価すると、いまの漫画とか比べ物にならないほど絵も文章も詰め込まれた、多少小説に近い種類の奥行きのある作品が多いのが特徴か。その分、読むのが割と大変。

代表的な作家とかを並べて説明するほどの知識も気力もないので書かない。

少女漫画が好きです、と言って作品を挙げて恥ずかしくないのが70年代までだという雰囲気がある。これはなぜなのだろうか。いまの文化を担っている人たちがこの世代だからだろうか。

名作が多いと言われているが、そんなに言われているほどすごい作品が多いわけでもないと思う。特に、代表的な「綿の国星」なんてそんなに印象に残っていない。でも「日出る処の天子」はとても良かった。単に好みの問題か。

いまの若い漫画好きの人からすると、古典のような扱いになってしまうのではないだろうか。普通漫画といえばぐいぐい読めてしまうものなのだが、じっくり入っていかないと全然読めないものが多いからねぇ。

恋愛表現は結構控えめ。じわっとくるタイプが多かった気がする。
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