Calmer 2 |
SCYTHE(サイズ)のファンレス360W電源。高速電脳で15,800円で買ったと思うがよく覚えていない。
パソコンの電源ユニットとは要するに家庭用の交流電気をパソコンに必要ないくつかの電圧の直流電気に変換するものだ。この変換にロスが発生し、熱が発生するため、ほとんどの電源ユニットにはファンがついている。特に最近のパソコンには大容量電力が必要になるため、比例してロスも大きくなり、発熱が大きくなっている。最近の電源ユニットは特に騒音を抑えて風量を確保するために大きなファンを装備している。
ところがこの電源ユニットは変換のロスを押さえるためにきちんと回路を設計し、誤差の少ない部品を使うなどしているため、普通の電源ユニットに比べて高価になっている。現にいま360Wほどの電源なら五千円以下で買えるが、本製品は15,800円もする。
インプレスの PC Watch かなにかで製品情報を見てから実際に高速電脳(ショップ)で箱を見てみて、何かピンとくるものを感じて衝動買いしてみた。これまでにも騒音の低い電源を買ってみたがそんなに大したことはないので半信半疑だった。
使ってみて驚いた。ほとんど発熱しない。普通の電源は触るとファンが回っていてもほんのり熱いものだが、この電源は通気穴付近の空気の流れが若干涼しく感じるほどだ。内部のヒートシンクまでは触って確かめることが出来ないのだが、この分だとあまり発熱していないのだと思う。
ただし、説明書きにもあるように、必ずケースのエアフロー(空気の流れ)を確保しなければならない。私の場合、背面に排気ファンをまわした。ファンで排気することで、その分の空気が電源の通気穴に吸い込まれるようになる。この自然な空気の流れだけで電源を冷やすのだ。
この電源の唯一の欠点は、いまのパソコンで普通に使うには容量が少ないことだ。私はノートパソコンで使う Intel Core Duo を使っているので消費電力が少なくて済んでいるが、強力なCPUと特にGPUを使うと電力が足りなくなる可能性が高くなる。グラフィックカード二枚刺しは無理だろう。
いいものは長持ちすると言うが、たとえ可動部品であるファンがないとはいえ、コンデンサなどの部品は劣化してしまう。一般に5年ぐらいしか持たないと言われているので、普通の製品と比べて長持ちするわけでもない。三倍以上の価格差とリスクは、静音というただ一点だけのためにある。静音にどれだけ金が払えるか、よく考えてからまだ興味がある人には勧める。
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