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中国共産党は統治のために「日中戦争」を利用している!
台湾人で日本語の著作が多い評論家の黄文雄が、国際情報誌 SAPIO (小学館)の中国の反日教育特集で寄せた文章。

まず、中国が嘘をついて人を騙すのを当然とする文化を持っていることを、歴史から現代まで簡単に解説している。「虐殺」や「三光」作戦も中国の文化であるという。

「虐殺」は、そもそも中国の歴代王朝で行われてきたことであり、ひどいものでは 2, 3% の住民しか生き残れなかったものもあるという。「南京大虐殺」はそんな中国の歴史を元にしたコピーであると主張している。

「三光」は、決定的なことに、そもそも「光」という字が中国語では「空っぽ」という意味も持つのに対して、日本語ではそういう意味がないらしい。やはりこれも中国の歴史的伝統だと断じている。

731部隊も、アメリカの調査レポートに、主な目的が「防疫、診断、治療、薬品、衣食代用品、浄水給水、輸送、航空機及び弾頭細菌の防疫、ワクチンや血清の製造」であり、細菌兵器の開発は総予算の 20% だけだったとの報告があるという。それに、結局は資材の不足と参謀本部の理解を得られなかったことにより、開発に失敗しているらしい。逆に中国はソビエトからの供給により、毒物を井戸や食物に入れたりしたという事実があるようだ。

黄文雄の主張は、この文章に限らず、非常に大胆なものが多い。私は単行本を二冊だけ読んだことがあるが、特に満州国はアメリカ合衆国のような多人種による国家として成功していたという主張には驚かされた。

主張が非常に大胆な割に、なぜか強烈な批評にさらされているところを見たことがないのはなぜだろうか。本当に些細な主張を一歩一歩進めていく人が猛烈な批評をあびるこの分野で、黄文雄を批評した文章を私が見つけることができないのは、何か理由があるのだろうか。

というわけで、このままでは、私の中で彼の言葉は真実となっていくことになるだろう。
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