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moonlight fantasia
フリーのイラストレーター(?)の個人ページ。作品集のほかに、平井和正のファンページ、CG の tips があるが、海外で日本のアニメがどのように受け入れられているのかを中心に書かれた文章が面白い。

miscellany
http://www.tekipaki.jp/~moonlight/misc/index.html

各文章のタイトルだけをながめても興味を引く。以下、抜粋。

アメリカ・アニメ事情
オーストラリア・アニメ事情
カウボーイ・ビバップ海外評
海外のアニメ/マンガ女性ファンの声
海外animefanの字幕版(fansub)製作事情
アメリカ・コスプレ事情
世界に広がる?!美少年キャラ人気
海外のアニメファンの憂鬱

主にインターネット上での海外のアニメファンが形成しているコミュニティを覗いてみて、興味深いものを抜粋して翻訳している。

コスプレというと日本では、それこそコアなマニアしかやらないアブナイことのように思われているが、アメリカではハロウィンがあるのでむしろそこにアニメが進出するのが自然ななりゆきとなっているらしい。

向こうの人が日本のアニメをどのように受け止めているかが、とにかく面白い。まったく違う受け止め方をしていることもあれば、日本人とほとんど同じ反応をしていたりして、親近感が沸いてくる。

日本で放映されたアニメを、半ば公然としたアンダーグラウンドとして字幕をつけて流通させている人たちの話がある。正式に日本の会社から買い付けるときのプレビュー版みたいなものにもなる。

個々の作品を知らないと分かりにくいマニアックな発言も多いので、アニメにまったく興味のない人には半分も理解できないかもしれないが、それでも日本のアニメがここまで受け入れられているという事実を楽しむことができる。

このまえ知り合いのインド人がチャットで、Heidi を観たがとても面白い、と言っていた。なんだろう、と少し考えてからいくつか質問をしたところ、どうやらハイジつまり「アルプスの少女ハイジ」のことを言っていることがわかった。こういう文化を日本から発信していることを誇らしく思う。

五年間日本語を勉強したという一人のオーストラリア人がアニメとの出会いとその後を書いたという長文を翻訳していたり、宮崎駿が「千と千尋の神隠し」で国際映画賞を受賞してすぐの声を集めて翻訳したりと、とにかくよくやってくれたと言いたい。プロだから当然だといえばそれまでだが、ページのデザインがとても良い。
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