Tamino XML Server (DBMS) |
XML データベースソフト。いわゆるデータベースソフトといえば、SQL で操作するリレーショナルデータベースのことを指すほどだが、データを XML で扱うこのようなデータベースソフトもある。
データベースにアクセスするには、w3c が規格を策定中の XQuery と呼ばれる言語をクエリとして使う。たとえば、たくさんのウェブページの入ったデータベースがあるとすると、
/HTML[HEAD/TITLE ~= "*データベース*"]
というクエリは、タイトルに「データベース」という言葉を含んだページを取ってくる。
/HTML/HEAD/TITLE[../../BODY//P ~= "*もてもて*"]
だと、<BODY> タグ内の任意の階層の <P> 内に「もてもて」という単語を含んだドキュメントのタイトルだけを取ってくる。
なんだかとても進んでいて、最近の XML の流行も考えると将来リレーショナルデータベースを放逐してしまうのではないかと思ってしまうほどだが、実際に使ってみるとこれが使えないったらありゃしない。
スキーマ(テーブル)同士を自然にジョイン(結合)する方法がない。XML というデータ形式は、一つのドキュメントにすべての情報をツリー状に格納するしくみなので、複数のテーブルに分けて複雑な構造でデータを保持するのが苦手なのだ。それに、パフォーマンスにも疑問が多い。大量のデータを処理できるのか。
使えば使うほど、既存のリレーショナルデータベースの優れた点がわかってしょうがない。XML データベースにはもっといい使い方があるのだろうが、リレーショナルデータベースと同じ使い方をしていてはダメだ。どんなものにも最適な用途があるので、最低限使い方を間違えてはダメだ。それでも、いったいどんな用途に最適なのか、私には想像がつかない。
そもそも XML の有用性にも疑問を持っているくらいなので、ほんと誰か教えてほしい。
ただし、やはりコンピュータ好きの私のような人間にとって、興味深いモノであることは確かだ。今後を見ていきたい。
|
|
|
題名 | | * |
| コメントを一言で要約して題をつけて入力してください。 | |
ファイル | | |
| アップロードしたい画像ファイルを入力してください。 | |
中身 | | * |
| 必ず日本語を入れてください(SPAM対策)。 | |
| コメントを書いてください。 | |
続きリンク | | |
| 上に URL を入力しておくと、上の文章のあとにその URL に飛ぶ「続き」というリンクが作成されます。読者を他のページに案内したい場合に利用してください。 | |
評価 |
| * |
| この事物に明確な評価を与えてください。現在のところ 最高(+50) 傑作(+30) まあまあ(+10) いまいち(-10) 駄作(-30) 最低(-50) の六段階評価となっています。0 つまり平凡だという評価を下すことはできませんが、省略することもできます。 | |