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1年2ヶ月ぶりのホラゲ【夜間警備】
若い女の子のアバターをかぶって動画サイトYouTubeで雑談などの配信をしているイラストレーターにしてVTuberの「しぐれうい」が、チラズアートの「夜間警備」というインディホラーゲームをプレイした実況配信。

ホロライブ所属VTuber大空スバルのアバターの絵を描いたことで彼女から「かあちゃん」「ういママ」と呼ばれ、自身もVTuberになるよう勧められて本業のイラストレーター業のかたわら週一ペースで個人勢のVTuberとしても活動するようになったらしい。

なぜ自分がこのしぐれういの配信を見るようになったのかというと、ホロライブ所属VTuber宝鍾マリンがういの即落ち2コマ(マンガ)を描く配信をやっていて、そのあとでういの活動4周年に凸してプレゼントするというので配信を見てみたらおもしろかったから。三重出身らしく、厳密には関西人ではないみたいなのだけど関西のノリを感じる。そういえば前の会社にも三重出身の人がいて結構おもしろかったのを思い出した。

どこがおもしろいって、とにかく口が悪い。割と上品な声と外見をしているのに、リスナーのことを「おまえたち」と呼び、しょっちゅう言い合いをしている。腹が立つことがあるとゲストに「やんのか?」とケンカを売る。おじいちゃんの影響らしい。「〇〇だが?」とキレ気味にいう言い回しはもはや「うい構文」と言っていいぐらい界隈では有名になっている。

それでいて基本的には健常な社会人なので、なにかの罰ゲームで「ファンサ」という歌を歌わされた時に、歌詞の中でファンに向かって感謝のビームを撃つところに自分の名前を入れて歌う慣例から「ういビーム」と歌って相当な羞恥心を感じたらしく、それ以来ゲストやリスナーからことあるごとに「ういビーム」を要求されるようになる。

そんな普段強がっている健常な人がガチで怖いホラーゲームをやるというのでこの配信を見てみたら素でビビりまくっていてかわいかった。自分はこの「夜間警備」のゲーム実況を見るのはもう五回目(!)ぐらいで、宝鍾マリン、湊あくあ、博衣こより、姫森ルーナのも見たけれどこのしぐれういのが一番よかった。マリンは怖くなってくるとふざけておどけてしまっていたし、あくあは途中でマリンをディスコードで呼び出してからマリンのせいで怖がらなくなった上に最後のアクションがゲーマーゆえか冷静すぎたし、博衣こよりはマリンをゲストに迎えてのオフコラボで二人で一緒に火災報知器を点検して「よし!」とかわいい掛け声をかけていて緊張感がなくなってしまっていたし(ここまで全部マリンのせいw)、ルーナは反応が敏感すぎてそういうジャンルになってしまっていた。まあみんなそれぞれよかったんだけど。

難点を言うと、自宅のシーンでやたらとグラフィックスについてイラストレーターらしくコメントしていてここじゃないわと思ったり(早くもビビってんのか?)、ビルに着いてからも警備員としてやらなければいけないことをなかなか飲み込めなくて時間を掛けすぎていたことだろうか(ゲームが基本的に下手)。クリアしないと配信を終われないことに気づいてからはサクサクと進めている。すごくイヤそうにしながらwっていうか実際「いやだ〜」と言っている。嫌がる声がかわいい。

ゲームについても説明すると、警備員となったプレイヤーはビルでまだ仕事をしている人を帰らせつつ、火災報知機を点検しながら施錠し、トイレの電気を消すといった作業を下のフロアから順にやっていくのだけど、そうこうしているうちにこのビルで起きた死亡事故の真相に迫っていき、怨霊に襲われるようになる。最初はちょっと不思議な現象が起きてるなあというぐらいなのがフロアを上がるにつれて徐々にやばい雰囲気になっていくのがよかった。

イラストレーターのVTuberというと雑談配信なんかで自筆のイラストとともにエピソードトークをするのかと思ったら全然そんなことはなくて、一回やってるのを見ただけだった。イラストを描く配信もやっているけど頻度は低め。もっぱら普通の雑談とライトゲームの配信をやっていた。イラスト伝言ゲームをやると短時間でうまい絵を描くのでさすがだと思った一方で「おえかきの森」というイラスト当てクイズゲームをやると絵よりもタイピング速度の異様な速さに毎度リスナーがざわついていたのがおもしろかった。

リスナーとの距離感がすごくいい。リスナーと一緒にお絵描きゲームをやるときに、リスナーが前述の「ういビーム」だのLINEスタンプ描いてくれだの「ロリ」だの彼女の嫌がることを描くと、黙ってそれを塗りつぶしていくのがかわいい。リスナーからのツッコミコメントをよく拾うので、おもしろいコメントをするリスナーが集まってきていると思う。リスナーから来た投稿を大量にさばく配信もやっていておもしろかった。メンバーシップギフトを配る人を毎度「異常者」と言っているのがウケた。でもなんだかんだでリスナーを歓迎しているのが伝わってくる。

マンガを描くのは苦手みたいで何度か描いてはみたもののあきらめたようだった。でも、マリンに即オチ2コマを描いて送り返す配信をしたときに、ちゃんとあらかじめ配信ネタとして4つほどアイデアを用意して描いていてどれもそこそこおもしろかった。

仕事でカードゲームの絵を描いたあとで自身がそのカードゲームに実装されたり、リズムゲームの絵を描いたらのちに自身の曲がそのゲームに実装されたりしたエピソードがおもしろかった。ちなみにそのリズムゲームに最初に描いた絵は難易度の高い曲に使われていてプレイヤーからはその絵を見るたびに腹が立つと言われているらしくてウケた。

個人勢のVTuberでチャンネル登録者数が八十万以上いっているのはすごいと思う。配信を見に来る同時接続数やアーカイブの再生数なんかは大手事務所に所属する一線級の人たちに引けを取らない。かわいくておもしろいだけじゃなくて健常性というかまじめっぽいところがウケているんじゃないかと思う。本業をやりつつだし。

まあなんというかこういう配信者もいるってことで気になったらチェックしてみるといいと思う。
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