ネタキャラ仮プレイのつもりが異世界召喚 ~迷い人は女性の敵に認定されました~ コミカライズ版 4巻まで |
ファンタジー系のネットRPGをテキトーに始めたケントこと堀川健人は、キャラクターメイキングでランダムに選ばれたスキルが「イケメン」「保護欲」「女殺し」「性豪」だけだったにも関わらずゲームを始めてしまい、そのままゲームの世界の中に閉じ込めらる。ヒモとしての異世界生活が始まる。小説投稿サイトに書かれたちょっとHなファンタジー小説のコミカライズ版。
気軽に読める異世界ものを探していたらこれを見つけたので読んでみたら、普通にエロくてびっくりした。
ケントが最初に出会う女の子ミリィことミリアリアは、ほぼ露出狂のマイクロビキニみたいな防具を身に着けている。っていうか乳首にはニップレスみたいなのを貼り付けてるだけだった。シャインマスカットみたいな形のおっぱいといい、エロいというかマヌケすぎてあまり色気を感じなかった。
ミリィはサキュバスつまり淫魔であり、その力がケントに及ばなかったことから種族のしきたりにより従属することになる。以後、続々とヒロインが現れては彼のスキルの影響下に入り、ケントのハーレムが広がっていく。さすがにそのまま続けるとヤバいことになるということで、スキルが不用意に発動しないよう対策をとることになる。
ケントはやさしい性格をしているので、女を片っ端から魅了して抱いては捨てていくなんてことはしない。むしろ自分のスキルがはた迷惑であることを自覚しているため、自分が責任を持てる範囲内に収めようとしている。時々鬼畜になるけど。
ヒロインらの中には有力者がいるので、ケントの立場もそれに見合ったものへと上がってしまい、次々と騒動に巻き込まれるようになる。そのうち猟団と呼ばれる傭兵団みたいなものを立ち上げ、街の治安維持もになうようになる。
自分がこの作品をいまいち好きになれなかったのは、ヒロインたちの恋愛感情が基本的にケントのスキルによるものだからだと思う。この手のハーレムものって主人公が都合よく周りの女の子に好かれていくものなので、むしろスキルという裏付けがあることで自然になるわけだけど、そうなると恋愛感情自体が全然尊くなくなってしまうことに気づいた。
スキルで惚れるのって操られているのと同じだと思う。これに準ずるものとして、依存させたり強制させたりするものもあるけれど、そっちはまだ少し意志が介在しているのでマシだと思う。あんまり厳密なことを言い出すと結局恋愛感情なんて即物的なものになってしまいそうなんだけど。
たとえヒロインが主人公の能力とか財力にひかれていたとしても、そっちの方がまだ良かったんだと思った。
そうやって操って虜にしたヒロインたちを、ケントが平然と愛して付き合っていくことにも違和感があった。せめてなにかしらの葛藤とか罪悪感とかあってほしかった。
ケントの特別な能力は女を魅了したり満足させたりすることだけなので、展開がどうしてもワンパターンになってしまう。こいつで無双するとしたら、次から次へと強力な女キャラを出して篭絡させていく展開にしかならないと思う。だって他に大した能力がないんだからw
あ、なんか防御魔法みたいなものが使えることがあとでわかって、その魔法を攻撃にも転用することで敵を倒すというのもあるんだった。まあほんとおまけだと思う。あと弱いけど他のスキルも覚えていく。
ケントのスキルが効かない女とか出てこないんだろうか。でもってケントがそいつに惚れて、あの手この手でどうにか篭絡しようとする展開とか。あとは、ケントを愛するあまり独占欲とかほの暗い感情を持ってしまうとか。
絵はかわいいと思う。ミリィのような正統派の豊満な美少女から、貧乳ロリ、腹筋の割れたやつまでいる。筋肉のやつはあまりセクシーじゃないけど。ケントもかわいい系の外見をしている。
自分は途中で飽きて読むのをやめてしまったのだけど、こういう話が好きな人は読んでみるといいと思う。
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