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G戦場ヘヴンズドア
高校生の堺田町蔵は、人気漫画家の坂井大蔵を父親に持っていたが、読者にこびる姿勢を嫌悪して荒れていた。しかし町蔵は隠れて自作小説を書く繊細な一面も持っていた。あるとき同級生の長谷川鉄男と出会い、二人は互いの作品に感銘を受け、二人でマンガを描くことを決意する。プロの漫画家を目指す青春マンガ?

全三巻のうち一巻に手を出して読み始めたら止まらなかったと思ったら二巻三巻と読み進むにつれて訳が分からなくなっていった。誰かもし出来るならこの作品を解説してほしい。

長谷川鉄男は母親の入院費用を稼ぐためにマンガを描いている。賞の賞金が目当てだったり、早くデビューして金を稼げるようになりたいらしい。しかし彼が小さいときに描いたマンガは、両親が離婚するきっかけとなったので、以後どうしても作家性を持てず自分を押し殺した完成度だけ高いマンガしか描けなくなったのだそうだ。

ちょうどその頃の彼が、自分の作品を川に捨てようとしたところへ、偶然坂井大蔵が通りがかって作品を拾い上げて譲り受けていた。当時の坂井大蔵は行き詰っていたが、その作品を見て復活した。

じゃあその作品はどんなものだったのか。子供にしては完璧なまでに商業的な作品だったらしい。

…あれ?じゃあなぜこの作品を捨てたの?っていうかその頃は伸び伸びと描いていたんじゃなかったの?これを読んで坂井大蔵はなぜ立ち直ったの?

結局久美子はなんなの?鉄男なの?町蔵なの?トラウマがあったから鉄男なだけだったの?町蔵の作品で描かれたから町蔵なの?なにこの行き当たりばったりな展開。

裕美子は結局町蔵みたいなキャラをどう思っているの?漫画家の元彼との別れとはどうつながってるの?町蔵を試したかったという心理は分かるんだけど、それって結局後ろ向きじゃない?っていうか後付設定が露骨過ぎ。

あのキチガイな編集長は何がしたかったの?坂井大蔵には本物を描けと言っていたのに、鉄男は本物を描かなくてよかったの?作者はこいつに意味深なことを言わせてごまかしてるだけじゃないの?

町蔵は素直になりすぎ。甘えすぎ。序盤のカミソリぶりはどこへやら。ベタベタした生ぬるい展開にイライラする。

鉄男はなぜやばい方向に行っちゃったの?話を盛り上げようとしてものすごく不自然になってない?

とにかく読ませはするという点では評価するが、それ以外がひどすぎる。週刊連載とかならまだしも、比較的余裕のあるスケジュールで連載されていたみたいなのに、なぜここまで物語が崩壊しているのだろう。

この救いがたさは決して直るものではないと思う。私は今後この人の作品を読むことはないだろう。このレビューを書きながら怒りが煮えたぎってきたのは、この人こそ読者をバカにしているとしか思えないからだ。もしそうじゃないとしたら私は何を言うべきだろうか。1コマを印象付けるためならなんだってやるというサービスを履き違えた馬鹿げた考えを改めた方がいい。
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