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「私が、答えます」
動物行動学者・竹内久美子が、その専門分野に関係の深いことがらについての読者からの質問に答えていく連載。人間の一見説明しがたい嗜好や行動の理由を、動物行動学で説明していく。我々が哺乳類の赤ん坊をかわいいと思う理由は?

今週ついに連載100回を迎えた。特にそれと記してはいなかったが、とっておきの内容の一つを出してきたと思われ、わりと面白いのでここで紹介したい。

男はなぜ金髪を好むか? という論文をある医者がでっちあげて冗談で論文誌に投稿したらすぐに受理されたという話。その医者は、この手の動物行動学なんかをまともな学問と認めていなかったので、ほらみろやっぱりいい加減な分野だと言っていたのだが…。当然作者の竹内久美子はこの論文をとても評価している。

金髪の人は、肌の色も白い。そうすると、健康状態がよくなかったり、寄生虫に犯されやすかったり、シワやシミができたり、老化が始まってもすぐに分かってしまう。ところが色黒だと、多少悪くてもごまかせてしまう。だから人類は、色白を好むよう進化し、相手がどれだけ優れた個体かを判断しやすくするようになったというのだ。

男の場合の例も述べている。男性ホルモン・テストステロンが多いと男らしくなる。しかし反面免疫力が落ちてしまう。あえて免疫力を落として見せて、それでも寄生虫への抵抗力が強いことを異性にアピールしているのだという。

他の回で述べられていたが、遺伝的なものの他に文化的な例もある。わざと自分の体に傷をつけ、それでも健康でいられることをアピールするのだそうだ。記憶が曖昧で申し訳ないが、ピアスも元々そんな習慣から始まったことなのだそうだ。

果たしてこれが科学なのか? といった疑問も沸くが、そういう人はこの分野を深く調べてみてもいいし、読み物だと割り切ってもいい。カジュアルな教養としてとても優れている。それだけうわついているとも言えるのだが、考える人間次第だろう。
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