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シフクノオト
ミスチルがひさびさに出したアルバム。CMとかドラマなんかでよく聞いていた音楽がいっぱい入っている。

はっきりいって私は日本のポップスを追いかけているわけではないし、ミスチルのこのアルバムの前のアルバムなんて名前も覚えていないのだが、プロモーション上このアルバムは嫌味なほどに大作として売り出された。タイトルも恥ずかしげもなく自分たちの音楽を「至福」だなんて言ってるんだと思い、気に入らなかった。

そんなわけで私は実のところそれほど期待してはいなかった。あややのアルバムを買うだけだと恥ずかしいしポイントカードもたまっていて、通勤時に聞く音楽をもっと探していたのでついでに買ったという感覚だった。

前置きが長くなったが、そんな私の予想を覆して、この作品は非常にいい出来だった。どれもミドルテンポで落ち着いた曲ばかり、テーマも重めで曲調もともすれば似通っているものばかりなのだが、一つ一つの出来がいい。昔からのミスチルファンも納得できるであろう一貫性があり、それをさらに一歩進めた感がある。ピンクフロイドを思わせる語尾が語り調っぽくなる歌い方がすごくさまになっている。

一つ注文をつけると、メリハリをもうちょっとだけ考えてほしかった。このままでも悪くはないのだけど、大作なのであれば、アルバム一枚の曲をすべてそれこそピンクフロイドのようにストーリー仕立てにしても良かったと思うし、そうでなくても一枚聞き終えたときに「ああ終わった」と感じさせてほしい。割と「あ、終わった」と感じてしまうように思うのだ。この違いが大きい。重い曲が多いので、多分一番最後の曲が一番重いのだと思うのだけど、まだあるんじゃないの?っていう変な余韻を感じる。

ミスチルは「脱皮」したんじゃないだろうか。もう消えたんじゃないかと思っていたところへこの作品が出た。昔のファンと共に、新たな場所を切り開いてほしい。可能性を強く感じる。
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