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美人画報
マンガ家の安野もよこが書いた絵入りのエッセイ。美人になるためにどのような生活を送るべきかということをテーマに、身の回りの雑事を書き綴ったもの。

私がこの本を読んだのは、既に評価が確立してつまり面白いとの評判を聞いてからだ。内容についてはそれほど気にせず買ってみた。マンガの作品から想像するに、美人とはなんであるかを客観的に冷静すぎるほど冷静に分析した本かとばかり思っていた。開けてびっくり、美人になろうとしてもなれない作者の自虐的なエッセイ本なのであった。

中身も女性誌に連載されたものだということで、ブスを敵に回さない無難なもの。林真理子の美女入門と同じ路線なのではないだろうか(読んだことないけど)。

どうでもいいこと(いや案外重要なことか)だが、作者の安野もよこは美人ではなかった。そんなに期待してもいなかったが、それなりではあるのではないかという予想も覆された。それはまあ仕方がないことだろう。それより一番重要なことは、美人に対して偏見を持っていないこと。この点に関しては十分だ。作者の示す美人像は、外見だけではないと言いつつも、しっかりと美人の理想像として外見について語っている。大多数のブスに媚びず、暗に一緒にがんばろうと言っているように見える。

正直私にはあまり面白くない本だった。値段も高い。シリーズは三冊あるようで、三冊も楽しめるのかと長い間期待していたが、多分もう続きは買わない。本当に中身が女性誌。女性の作家が女性向けに書いたものなのだから当然といえば当然だ。私から見ると、毒がないし、作者自体にも興味が湧かない。あれだけの作品を書く作者なのだからと期待が大きかったのだが…。

同じ漫画家で比べるのは不本意でまた適切でもないのかもしれないが、さくらももこのエッセイのほうがずっと面白かった。
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