個人、組織
アンガールズ
まあまあ(10点)
2005年5月30日
最近一番人気のあるシュール系若手コンビ。背が高くて細く、ひょろ長いモヤシのようなイメージがあり、顔はキモい系。しかし何故か女性に絶大な人気がある。
シュールで売れた芸人が必ず受ける批評というものがあって、時代の空気がこれを面白いと思わなきゃおかしいみたいにさせられている、といったひがみにも似た声を聞く。
しかし彼らの笑いはシュールで片付けられるものではない。シュールには、普通に笑えないというイメージがある。ところが彼らのシュールは、ヘンに回りくどいまじめな物言いのおかしさ、何かがかぶったりして台無しになってしまったことのおかしさ、という従来からある笑いを取り上げたことにある。
一世代前のふかわりょうの場合、日常の一コマを強引に切り取ってきて強調してみせるという、あざとくて嫌らしい見せ方をしていた。それと比べると、彼らの見せ方というのは、切り取り方に彼ら独特のクセがある以外は、結構スムーズにもってきていて、自然な感じがする。ただし、ワンパターンなのは否定できない。
話芸がしっかりしているので、定着してくれると期待しているが、ブームが過ぎたらどういうところに使われるのかがよく分からない。
シュールで売れた芸人が必ず受ける批評というものがあって、時代の空気がこれを面白いと思わなきゃおかしいみたいにさせられている、といったひがみにも似た声を聞く。
しかし彼らの笑いはシュールで片付けられるものではない。シュールには、普通に笑えないというイメージがある。ところが彼らのシュールは、ヘンに回りくどいまじめな物言いのおかしさ、何かがかぶったりして台無しになってしまったことのおかしさ、という従来からある笑いを取り上げたことにある。
一世代前のふかわりょうの場合、日常の一コマを強引に切り取ってきて強調してみせるという、あざとくて嫌らしい見せ方をしていた。それと比べると、彼らの見せ方というのは、切り取り方に彼ら独特のクセがある以外は、結構スムーズにもってきていて、自然な感じがする。ただし、ワンパターンなのは否定できない。
話芸がしっかりしているので、定着してくれると期待しているが、ブームが過ぎたらどういうところに使われるのかがよく分からない。