鬼武者の続編。前作では金城武を起用し、パンダの着ぐるみまで採用した意欲作だったが、今回は故松田優作氏を主演に起用。

空前絶後のバッサリ感を保ちつつ、ストーリーにも気を配ったとのことだが、ストーリーが一本道なのは相変わらず。前作の鬼語の謎解きは出てこない。すでに解読されてフォントまで開発されてしまったからな。

今回は柳生宗厳を主人公にしているので、必ずや上泉信綱との出会いや無刀取りの奥義も見せてくれると思われる。

電源投入後、突然ホテイが歌いはじめるのでじっくり聞き入ってしまった。これってゲームと関係あんの？ なんかの伏線だったりして。

目新しいのは、物々交換システム(？)だ。仲間のキャラクターに物を渡し、仲間がそれを気に入るとなにかくれる。あとは仲間がいっしょに闘ってくれるので戦闘中にちょっと休憩できたりする。助けを求められたときに見捨てたらどうなるんだろう。前作ではかえでだけだったけど、今回は数人いる。

前作では必殺技はマニュアルには書いてなかったが、2種類は知っていた。今回はその2種類(後の先みたいなやつと、弾き斬り)はマニュアルにしっかり書いてあった。弾き斬りはなかなか難しい。「奥義」を書物によって覚えられるらしいが、格闘ゲーム的な操作(↓↑□とかのコマンドを連続で入れる)が必要になる。

今回は蛍石がないんだな。探したけどなかった。前作で出てきた稲葉山城も登場する。どこか懐しい。

ホラー的な要素は健在。恐いので、怖がりな人におすすめ。
ちなみにこれを買う前日、私は就寝中に金縛りになった。そして、恐怖に怯えながら地元のゲーム屋さんに走って鬼武者２を購入した。

最後に。この主演・松田優作は賛否あると思う。声も再現されてるからいい感じだけど、ぼくはむしろオープニングで活躍した布袋を主演にしてもよかったと思う。あるいは、信長役あたりで登場するのかもしれないな。