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Pentium M 755

インテル

2005年10月17日
ひっちぃ

インテルのモバイル向けCPU Pentium M シリーズの、ちょっと古い FSB400MHz のなかで上から二番目のグレードである 755(2GHz/2M)。

高価なCPUを初めて買ってしまった。四万弱。

それまでは Celeron 370(1.5GHz/1M) を使っていた。録ったMPEG2をDivXにするのに時間が掛かっていたし、DivXの視聴そのものもCPUパワーを半分ぐらい食っていたので、ちょっとパワー不足を感じていた。

私のこれまでの原則は、パソコンという機能の中に占める CPU の割合という見方で値段を決めていた。まず CPU にとって重要なのは最低限の機能を満たすことで、その最低限の機能を 1.2倍だとか1.5倍の速度で行えることの価値はどのくらいだろうということを考えていた。

今回はちょっと原則を変えてみた。一万五千円のCPUを四万円弱のCPUに買い換えてどうなるか。四万円分のとは言わないまでも、快適に使えるのならそれでいいじゃないかと思った。

30分弱の番組を DivX(設定が色々あるので詳しくは書かない)で圧縮するのに、以前は二時間近く掛かっていたところが、一時間半程度になった。DivXを視聴しても三割四割くらいしか CPU を食わなくなった。まあそのぐらいか。

悲しいことにもう一つの想いもある。自分はこれから何回マシンを買い換えるのか。いいものを使わずに何年も過ごすほうが無駄ではないのか。私の人生にまだ先は見えないけど、そんな想像もしてしまう。預金残高よりもそっちのほうが心配だ。

ちなみに Athlon XP 3200+ でさきほどの DivX の圧縮を行うと大体一時間で終わってしまう。性能だけ見れば Pentium M 755 も値段の割にいまいちなのは分かっている。発熱が少なくて消費電力が低く、静かなマシンを作りやすい、そのことに金を払っていると思っている。

今回高いCPUを買ってしまったと言ったが、Athlon MP 2000+ を二個買ったときのことを考えれば、四万なんてまだまだなのだろう。次は Athlon 64 のデュアルコアいってみるか。

ところで Celeron M 370 にあった NX bit がなくなって逆に以前より退化したとの話もある。

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