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ブランデンブルク協奏曲 第五番 第一楽章

J. S. バッハ

最高(50点)
2005年10月30日
ひっちぃ

バッハの作品の中でかなり有名な部類に入る曲で、なかでもこの曲の第一楽章は鍵盤楽器のソロがあり、近現代音楽に大きな影響を与えた。

私は楽器を習っていたわけではないが、中学の頃にクラシックを聴くと頭がよくなるだとか勉強がはかどるとかいうことを聞き、主にラジオでよく聴いていた。そのせいか、クラシックは私の音楽のルーツとなっている。

高校の頃に音楽の授業でこの曲は取り上げられていた。まさに冒頭私が書いたことを音楽教師が言っていた。クラシック特にバロックは慣れない人が聴くとメリハリに欠けて退屈で、この曲も途中までは結構ワンパターンに感じられてしまう人のほうが多いと思うのだが、チェンバロのソロになると途端にスリリングな展開になる。ソロといっても超絶技巧を聴かせてくれるわけではないのだが、リズミカルなフレーズが非常に心地よい。

バッハの中で私が一番好きな曲は多分「二つのバイオリンのための協奏曲」で、その次あたりがこの曲とか無伴奏バイオリンソナタの中の何番だかのフーガなんじゃないかと思う。ただ、クラシックを普段聴かない人に勧めるとしたら、この曲になるかなと思う。でもバッハの一番の魅力はフーガで、いくつものパートが華麗に絡むのが心地よいのだ。

この曲をコンピュータで打ち込んだ人がいて、恐らく何人もの人が打ち込んだことだろうが、私が知っているもので現在のシンセサイザーより機械的な音のものがあって、それが実にいいのだ。それを聴いて私は、バロック音楽ほどシンセサイザーと相性のいい音楽はないんじゃないかとさえ思った。ただ、今のシンセサイザーはすごく音がよくなって、多分本物っぽくなっているので、フルオケだって普通に再現してしまう。

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