ノンフィクション
国際
CIA 失敗の研究
落合 浩太郎 (文春新書)
いまいち(-10点)
2005年11月16日
9・11を防げなかったCIAをはじめとするアメリカの諜報機関を、組織内部の志向から政治的なことまで幅広く説明している。
研究というよりは事実を追っていっているだけで、書名とは違ってCIAの『失敗』を何かに役立てようという作品ではない。正直言って期待はずれだった。内容のレベルについては、散漫ではあるがまんべんなく書かれていて、こういうものを読みたかったという人からすればそこそこの出来だとは思う。しかし、書名を『失敗の研究』とつけたからには、読者が求めるものとズレがあるのではないか。少なくとも私はこんな読み物を読みたいわけではなかった。
研究というよりは事実を追っていっているだけで、書名とは違ってCIAの『失敗』を何かに役立てようという作品ではない。正直言って期待はずれだった。内容のレベルについては、散漫ではあるがまんべんなく書かれていて、こういうものを読みたかったという人からすればそこそこの出来だとは思う。しかし、書名を『失敗の研究』とつけたからには、読者が求めるものとズレがあるのではないか。少なくとも私はこんな読み物を読みたいわけではなかった。
(最終更新日: 2005年11月16日 by ひっちぃ)