ハードウェア
パソコン
GV-RX16T256V-RH RADEON X1600XT
GIGABYTE, ATI
まあまあ(10点)
2006年5月3日
ATI RADEON の最新世代の中で、ミドルレンジで性能が比較的良いX1600XTを搭載し、独自の放熱フィンによりファンレスを実現したGIGABYTEのビデオカード。
Intel CoreDuoが載せられるマザーボードとして初めてそれなりに潤沢な量が出回ったAOpen i975Xa-YDGに飛びついた私が、内蔵VGAがないので仕方なく買ったのがこのビデオカードだ。
私のメインマシンは24時間稼動なので、静かでなければならない。となると、ビデオカードにもファンレスを選ばなければならなかった。ほかにも消費電力の問題もあり、最近のビデオカードはどれも消費電力が高いが、3D表示していない限りそんなに電力は食わないみたいなので気にしないことにした。
SILENT PIPE2と自称する放熱ヒートシンクは、通常の拡張スロットの上下一本分ずつにせり出した巨大なヒートシンクである。他に特徴としては、拡張スロットのクチの部分にも空気の通り道と放熱フィンがあり、私の持つアルミケースのフレームへと熱を逃がすのにもちょうど良いように思えた。
さて性能だが、従来のゲームをやる上では、旧世代の X800GTO よりも性能が劣るとされている。にも関わらずこのカードを選んだのは、動画再生支援能力に目をつけたからだ。中でもX1xxx系には、H.264とよばれるblu-rayやHDDVDに採用された次世代のMPEG4のエンコード/デコードを支援する能力があるらしい。残念ながら現時点ではツールが整備されていないのでのでエンコードについては時を待たなければならない。
ライバルのnVIDIAがGeForce7600GTを出しており、一概には比べられないものの概してそっちのほうが3Dのパフォーマンスが高いらしい。あっちも確かファンレスがあったと思う。価格は若干あっちのほうが高いが、大して差はなかったと思う。特にATIにこだわりがなければ、今なら7600GTを選んだほうがいいかもしれない。あっちにも動画再生支援能力がある。ATIの良いところとしては、エンコード能力を含めたAVIVOという仕組みらしいが、詳しいことはよく分からない。
CoreDuo T2500(2.0G)とこのRADEON X1600XTでFFベンチ3をhighで動かしたところ、5500程度のスコアが出た。参考までに、Pentium M 755 (2.0G)と RADEON 9800PRO で 4000程度、Celeron M 760 (1.5G)と RADEON X800GTOで4000程度、FSB133MHzにして (1.5G@2.0G) 5000程度だった。CPUが違うので大して参考にならないかもしれない。ちなみに友人の Athlon X2 4400 と GeForce 7900GX の SLI で 7000弱ぐらいだそうである。FFベンチはデュアルコアやSLIと相性が悪いのでこんなものかもしれない。
私が所持している現役のビデオカードは現在どれもATI RADEON でなおかつファンレスのものばかりになってしまった。GeForceにもファンレスがあるのだが、あまりお買い得感がなかったり、満足な性能ではなかったりして、食指が動かなかった。ただし今後は選択肢になると思う。
ファンレスといっても結構あぶなっかしい。ヒートシンクを手で触ると火傷しかねない。70〜80度程度は覚悟しておかなければならない。それが嫌だったら、拡張スロットに取り付けるファンを利用するのがいいだろう。私も X800GTOはちょっとやばいかもと思ってファンを取り付けた。ファンの回転を絞ってあるのであまり音がしないし、もしファンが壊れても交換が楽なのでいい。しかし最近のビデオカードはクーラーを交換できたりするし、付属のファンもそんなにうるさくはなさそうなので、いまあえてファンレスにこだわることはないのかもしれない。いくらビデオカードやCPUをファンレスにしたところで、最後に電源ファンという強敵が待っている。
実のところ、内蔵VGAのついているマザーが潤沢に出荷されるまで待つべきだったのではないかという後悔がある。AOpen i975Xa-YDGはCrossFireまでサポートしたヘビーなマザーなのだが、これを選んだためにマザーとビデオカードで六万も消費してしまった。素直にASUSのマザーが出るのを待っていれば、二万円ちょっとで済んだのだ。このビデオカードに罪はないが、早まったと思う。ネットサーフィンと動画ぐらいにしか使わないマシンに使うには。
Intel CoreDuoが載せられるマザーボードとして初めてそれなりに潤沢な量が出回ったAOpen i975Xa-YDGに飛びついた私が、内蔵VGAがないので仕方なく買ったのがこのビデオカードだ。
私のメインマシンは24時間稼動なので、静かでなければならない。となると、ビデオカードにもファンレスを選ばなければならなかった。ほかにも消費電力の問題もあり、最近のビデオカードはどれも消費電力が高いが、3D表示していない限りそんなに電力は食わないみたいなので気にしないことにした。
SILENT PIPE2と自称する放熱ヒートシンクは、通常の拡張スロットの上下一本分ずつにせり出した巨大なヒートシンクである。他に特徴としては、拡張スロットのクチの部分にも空気の通り道と放熱フィンがあり、私の持つアルミケースのフレームへと熱を逃がすのにもちょうど良いように思えた。
さて性能だが、従来のゲームをやる上では、旧世代の X800GTO よりも性能が劣るとされている。にも関わらずこのカードを選んだのは、動画再生支援能力に目をつけたからだ。中でもX1xxx系には、H.264とよばれるblu-rayやHDDVDに採用された次世代のMPEG4のエンコード/デコードを支援する能力があるらしい。残念ながら現時点ではツールが整備されていないのでのでエンコードについては時を待たなければならない。
ライバルのnVIDIAがGeForce7600GTを出しており、一概には比べられないものの概してそっちのほうが3Dのパフォーマンスが高いらしい。あっちも確かファンレスがあったと思う。価格は若干あっちのほうが高いが、大して差はなかったと思う。特にATIにこだわりがなければ、今なら7600GTを選んだほうがいいかもしれない。あっちにも動画再生支援能力がある。ATIの良いところとしては、エンコード能力を含めたAVIVOという仕組みらしいが、詳しいことはよく分からない。
CoreDuo T2500(2.0G)とこのRADEON X1600XTでFFベンチ3をhighで動かしたところ、5500程度のスコアが出た。参考までに、Pentium M 755 (2.0G)と RADEON 9800PRO で 4000程度、Celeron M 760 (1.5G)と RADEON X800GTOで4000程度、FSB133MHzにして (1.5G@2.0G) 5000程度だった。CPUが違うので大して参考にならないかもしれない。ちなみに友人の Athlon X2 4400 と GeForce 7900GX の SLI で 7000弱ぐらいだそうである。FFベンチはデュアルコアやSLIと相性が悪いのでこんなものかもしれない。
私が所持している現役のビデオカードは現在どれもATI RADEON でなおかつファンレスのものばかりになってしまった。GeForceにもファンレスがあるのだが、あまりお買い得感がなかったり、満足な性能ではなかったりして、食指が動かなかった。ただし今後は選択肢になると思う。
ファンレスといっても結構あぶなっかしい。ヒートシンクを手で触ると火傷しかねない。70〜80度程度は覚悟しておかなければならない。それが嫌だったら、拡張スロットに取り付けるファンを利用するのがいいだろう。私も X800GTOはちょっとやばいかもと思ってファンを取り付けた。ファンの回転を絞ってあるのであまり音がしないし、もしファンが壊れても交換が楽なのでいい。しかし最近のビデオカードはクーラーを交換できたりするし、付属のファンもそんなにうるさくはなさそうなので、いまあえてファンレスにこだわることはないのかもしれない。いくらビデオカードやCPUをファンレスにしたところで、最後に電源ファンという強敵が待っている。
実のところ、内蔵VGAのついているマザーが潤沢に出荷されるまで待つべきだったのではないかという後悔がある。AOpen i975Xa-YDGはCrossFireまでサポートしたヘビーなマザーなのだが、これを選んだためにマザーとビデオカードで六万も消費してしまった。素直にASUSのマザーが出るのを待っていれば、二万円ちょっとで済んだのだ。このビデオカードに罪はないが、早まったと思う。ネットサーフィンと動画ぐらいにしか使わないマシンに使うには。
(最終更新日: 2007年9月24日 by ひっちぃ)