24インチで1920×1200の解像度を持つ大きな液晶モニタ。台湾Acer製。

液晶モニタを語るとき、パネルの製造元と方式、それと組み立てメーカーが問題となる。この製品のパネルについていま調べてみたところ、2ちゃんねるの専用スレによればSamsungのS-PVAらしい。視野角が広くて反応速度が速いけどギラつくのが難点とある。確かに明るくてまぶしいが、目が疲れるという実感はない。ちなみに2ちゃんねるの液晶関連スレはレベルが高いので見ておくことを勧める。国産メーカーの製品が実はどのパネルを使ってるだとか、液晶の方式ごとに長所短所や性能の絶対差について語られていたりする。

組み立てメーカーのAcerというブランドについては、台湾のかなり大手のメーカーだというぐらいの知識しかない。私はそれまでI-O DATAを値ごろ感と信頼感のバランスから重用していたが、ここ一年の間に製品寿命に達する前に一台壊れたので、そろそろ他のメーカーも試してみるかと思って買ってみた。この製品については、同じパネルを使った製品がEIZOことナナオからも出ているが、値段が四万ぐらい差があったのでAcerを選んだ。TSUKUMOで89,800円だった。DELLのと比べると少々高いが、ヨドバシなどの店頭では12〜14万ぐらいしていた覚えがあり、割安に買えたと思う。

ドット欠けもないみたいだし、きれいで素晴らしい。ここまで画面に広さがあると、ようやくウィンドウズの本領が発揮できる。右半分でテレビを見ながら左半分でネットサーフィンやらエンコードやら、さらに右下で負荷のモニタリングなどの各種ツール、P2Pソフトの状況などを配置できる。

ただ欠点として、入出力端子がデジタルとアナログの二系統だけで、しかも切り替えがワンタッチではなくメニューをいじらなければならない。入力を切り替えての使用は不便なので勧めない。少なくともDELLの24インチはS-VIDEOやHDMIまでついている。EIZOのはよくしらない。

まだ買ってから四ヶ月しか経っていないので、一年もしないうちに壊れる可能性については捨て去れないが、もし壊れたら今度もまた別の信頼できるメーカーで24インチのモニタを買うと思う。値段はまだまだ高いが、それでも20万円以上していた時代を思うとだいぶ割安になった。

これから買う人に忠告しておくと、思ったより横幅があるので、サイズを考えて設置場所を十分確認してからにしよう。また、17〜19インチモニタを横に二台並べたほうが当然安くて広くて使い方もいくつかできるので、でっかいウィンドウを開きたいとかテレビを大画面で表示したいというのでなければそっちのほうがいいかもしれない。