映画、テレビ番組、舞台芸術
洋画
ローマの休日
パラマウント映画
傑作(30点)
2006年10月2日
ある小国の王女アンが、多忙な日々に嫌気がさし、訪問先のローマで脱走したところを新聞記者ジョー・ブラッドレーが拾い、自由気ままな一日を楽しむうちに恋に落ちる話。
説明不要なほど有名な映画。主演女優オードリー・ヘップバーンが一躍有名となった作品らしい。
私は今回が初見だった。大まかなストーリーは知っていたが、いくつか意外だったところがあった。
まず、普通に面白かった。ラブロマンスという側面によく焦点があたるが、実際はほとんどコメディだと言っていい。私は何度も声を上げて笑った。特にオープンカフェで新聞記者がカメラマンを引き止めつつ口封じしようとする場面がいい。
序盤、王女アンがヒステリーを抑えるために医者から鎮静剤を打ってもらい、そのあとで脱走したことから、街に出たときに途中で人事不省になるのだが、このあたりの展開が妙にオタク文化との親和性が高いというか、メジャーな作品にしては随分狙っているなと思った。
オードリー・ヘップバーンはいまの感性でも十分魅力的に感じた。とても戦後まもない頃の作品とは思えない。というか逆にファッションは彼女らを土台にして発展してきた証拠だと思う。ちょっと眉毛が太くてヘンな感じがしなくはないけど。
王女と新聞記者の、ラスト互いに言葉を交わさなくても想いがこもっているところ、記者会見の会場を物思いしながらゆっくり歩いて去る新聞記者がいい。
余計なことかもしれないが、最後二人が写った写真のどれか一枚のアップで終わったほうが良かったんじゃないかと思ったり。
説明不要なほど有名な映画。主演女優オードリー・ヘップバーンが一躍有名となった作品らしい。
私は今回が初見だった。大まかなストーリーは知っていたが、いくつか意外だったところがあった。
まず、普通に面白かった。ラブロマンスという側面によく焦点があたるが、実際はほとんどコメディだと言っていい。私は何度も声を上げて笑った。特にオープンカフェで新聞記者がカメラマンを引き止めつつ口封じしようとする場面がいい。
序盤、王女アンがヒステリーを抑えるために医者から鎮静剤を打ってもらい、そのあとで脱走したことから、街に出たときに途中で人事不省になるのだが、このあたりの展開が妙にオタク文化との親和性が高いというか、メジャーな作品にしては随分狙っているなと思った。
オードリー・ヘップバーンはいまの感性でも十分魅力的に感じた。とても戦後まもない頃の作品とは思えない。というか逆にファッションは彼女らを土台にして発展してきた証拠だと思う。ちょっと眉毛が太くてヘンな感じがしなくはないけど。
王女と新聞記者の、ラスト互いに言葉を交わさなくても想いがこもっているところ、記者会見の会場を物思いしながらゆっくり歩いて去る新聞記者がいい。
余計なことかもしれないが、最後二人が写った写真のどれか一枚のアップで終わったほうが良かったんじゃないかと思ったり。