マンガ
エッセイマンガ
やっちまったよ一戸建て!!
伊藤理佐
傑作(30点)
2006年10月4日
30歳前後の女のギャグ漫画家・伊藤理佐が土地を買って家を建てるエッセイマンガ。
土地を買って家を建てるということについて、これまであまり考えてこなかったという人の視点に立って描かれているので、作者がそのときそのときに直面し納得していったことがいちいち興味深い。
家を建てる作品というと、とことんまで家にこだわる人が細かいことまで踏み込んで描きそうなものだが、この作品の場合結構いい加減な作者が周りに色んなことを言われて自分が本当はどうしたいのか気づいていく過程を描いており、気負いがなくて気持ちいい。
にしてもマンガ家というのはやっぱり儲かるのだろうか。作者の若い頃の貧乏生活は今の若手芸人のようだが、二十代後半で5540万のマンションを買い、その一年後に4321.5万の土地を買えるのだから。ローン組んで親からも一千万借りてるとはいえ、失礼ながらこのクラスのマンガ家がこんなに稼げるという事実にも驚いた。まあさすがにずっと稼げる人はごく一部だろうし、野球選手みたいに若いときが勝負なのかもしれない。
建築士や工務店やミサワホームなどの人たちの仕事の様子も興味深かった。この人たちにも色々あるんだろうけど、コンピュータのシステム屋をやっている自分と比較してしまう。
ちなみにギャグの部分はそんなに面白くないので、家を建てるということに興味がない人には勧められない。
土地を買って家を建てるということについて、これまであまり考えてこなかったという人の視点に立って描かれているので、作者がそのときそのときに直面し納得していったことがいちいち興味深い。
家を建てる作品というと、とことんまで家にこだわる人が細かいことまで踏み込んで描きそうなものだが、この作品の場合結構いい加減な作者が周りに色んなことを言われて自分が本当はどうしたいのか気づいていく過程を描いており、気負いがなくて気持ちいい。
にしてもマンガ家というのはやっぱり儲かるのだろうか。作者の若い頃の貧乏生活は今の若手芸人のようだが、二十代後半で5540万のマンションを買い、その一年後に4321.5万の土地を買えるのだから。ローン組んで親からも一千万借りてるとはいえ、失礼ながらこのクラスのマンガ家がこんなに稼げるという事実にも驚いた。まあさすがにずっと稼げる人はごく一部だろうし、野球選手みたいに若いときが勝負なのかもしれない。
建築士や工務店やミサワホームなどの人たちの仕事の様子も興味深かった。この人たちにも色々あるんだろうけど、コンピュータのシステム屋をやっている自分と比較してしまう。
ちなみにギャグの部分はそんなに面白くないので、家を建てるということに興味がない人には勧められない。