ハードウェア
パソコン
SST-LC17B
Silverstone
傑作(30点)
2007年11月14日
アルミの主にデスクトップケースのラインナップが豊富なSilverstone製のATXデスクトップケースの一つ。8cmファンが背面に二つついていて排熱に気を配っている。
オーディオラックにパソコンを入れたら省スペースでしかもマシンの騒音がマシになるんじゃないかと思って物色していたら、割安なのに造りの良いこのケースに出会ったので、ツクモケース王国にて11,800円で購入した。電源は付かない。
Silverstone製のケースはどれも高価なイメージがあったのだが、この値段は普通のケースとあんまり変わらない。まあこれより安くていいケースはタワー型なら沢山あると思うのだが、フロントパネルのAV機器風の仕上げの良さとデスクトップケースという条件を兼ねた製品は考えられなかった。
実際に組み立ててみても造りの良さを実感した。背面のファンは風切り音を最小限に抑えられるよう針金を環状につないだファンガードになっているし、側面の通気穴は丁寧にメッシュっぽく作られている。内部ベイもすべて着脱可能となっていて設置が楽だ。とはいっても最近評判の良いANTECのケースで採用されているハードディスクの防震装置みたいなのはなくてそのままベイにネジ止めするようになっている。
ケースが思ったより狭いのでちょっと窮屈だったが、だからこそケース自体が比較的コンパクトになっているし、着脱式のベイにより作業負荷が軽減されている。5インチベイがマザーボードの端っこに多少掛かっているので、i975Xa-YDGを設置してみたら電源ケーブルが干渉しそうになったが、ギリギリ収まった。5インチベイは二つしかないが、代わりに3.5インチベイにハードディスクなら六個つけられる。ただしフロッピードライブのようにフロントパネルに出すタイプのデバイスは、フロントパネル用USBやAUDIOとの排他使用になるため、私はフロッピーをあきらめた。
光学ドライブのトレイ用に、フロントパネルと同じ材質の板を両面テープで付けるようになっているのは多少微妙か。これだけ品質の高い多分アルミのフロントパネルなのだから見た目はとても良いのだが、光学ドライブを交換する可能性を考えると両面テープに抵抗がある。テープは二枚ついてくるし、なくなっても市販のテープなどでどうにでもなるからいいか。
3.5インチベイが3×2で六個あると言ったが、それぞれに8〜9cmファンをつけることが出来る。これらはケース前面からの吸気ファンも兼ねられる。ほかに側面のCPU付近にも8cmファンを取り付けられるようになっている。CPUクーラーに干渉しそうなので私はつけなかった。このケースには12cmファンを取り付けることは出来ないが、これだけ8cmファンを取り付けることが出来ればエアフローは十分だろう。あとは静かで高性能なファンをつければよろしい。
この完成度なら一万円台後半ぐらいの値段がついてもいいように思う。フロントパネル以外はスチールなので安いのだろう。電源もついていないし、Media Center用っぽい液晶もない。余計なものを省いてこのリーズナブルな価格になったのだろう。タワー型のやぼったいマシンをどうにかしたい人にはとてもいい選択肢だと思う。タワーならANTECあたり買っておけと思うが。
ところでデスクトップケースが充実しているのはツクモのケース王国と本店4Fだろう。特に私がこれを買ったケース王国はお勧め。あまり通路が広くないので他の人が来ると落ち着いて物色できなくなるが、それでも十分な広さがある。ケースに関してはカタログで見るより実物を見て確かめるのが一番だ。
オーディオラックにパソコンを入れたら省スペースでしかもマシンの騒音がマシになるんじゃないかと思って物色していたら、割安なのに造りの良いこのケースに出会ったので、ツクモケース王国にて11,800円で購入した。電源は付かない。
Silverstone製のケースはどれも高価なイメージがあったのだが、この値段は普通のケースとあんまり変わらない。まあこれより安くていいケースはタワー型なら沢山あると思うのだが、フロントパネルのAV機器風の仕上げの良さとデスクトップケースという条件を兼ねた製品は考えられなかった。
実際に組み立ててみても造りの良さを実感した。背面のファンは風切り音を最小限に抑えられるよう針金を環状につないだファンガードになっているし、側面の通気穴は丁寧にメッシュっぽく作られている。内部ベイもすべて着脱可能となっていて設置が楽だ。とはいっても最近評判の良いANTECのケースで採用されているハードディスクの防震装置みたいなのはなくてそのままベイにネジ止めするようになっている。
ケースが思ったより狭いのでちょっと窮屈だったが、だからこそケース自体が比較的コンパクトになっているし、着脱式のベイにより作業負荷が軽減されている。5インチベイがマザーボードの端っこに多少掛かっているので、i975Xa-YDGを設置してみたら電源ケーブルが干渉しそうになったが、ギリギリ収まった。5インチベイは二つしかないが、代わりに3.5インチベイにハードディスクなら六個つけられる。ただしフロッピードライブのようにフロントパネルに出すタイプのデバイスは、フロントパネル用USBやAUDIOとの排他使用になるため、私はフロッピーをあきらめた。
光学ドライブのトレイ用に、フロントパネルと同じ材質の板を両面テープで付けるようになっているのは多少微妙か。これだけ品質の高い多分アルミのフロントパネルなのだから見た目はとても良いのだが、光学ドライブを交換する可能性を考えると両面テープに抵抗がある。テープは二枚ついてくるし、なくなっても市販のテープなどでどうにでもなるからいいか。
3.5インチベイが3×2で六個あると言ったが、それぞれに8〜9cmファンをつけることが出来る。これらはケース前面からの吸気ファンも兼ねられる。ほかに側面のCPU付近にも8cmファンを取り付けられるようになっている。CPUクーラーに干渉しそうなので私はつけなかった。このケースには12cmファンを取り付けることは出来ないが、これだけ8cmファンを取り付けることが出来ればエアフローは十分だろう。あとは静かで高性能なファンをつければよろしい。
この完成度なら一万円台後半ぐらいの値段がついてもいいように思う。フロントパネル以外はスチールなので安いのだろう。電源もついていないし、Media Center用っぽい液晶もない。余計なものを省いてこのリーズナブルな価格になったのだろう。タワー型のやぼったいマシンをどうにかしたい人にはとてもいい選択肢だと思う。タワーならANTECあたり買っておけと思うが。
ところでデスクトップケースが充実しているのはツクモのケース王国と本店4Fだろう。特に私がこれを買ったケース王国はお勧め。あまり通路が広くないので他の人が来ると落ち着いて物色できなくなるが、それでも十分な広さがある。ケースに関してはカタログで見るより実物を見て確かめるのが一番だ。