マンガ
学園もの
Good Morning ティーチャー 1巻
重野なおき (BAMBOO COMICS)
まあまあ(10点)
2007年11月17日
新任のやや暴走気味な熱血教師が、教え子の少年少女とちょっと子供っぽい交流をしたり、同僚の天然美人先生に惚れたりする学園もの日常系4コママンガ。
以前読んだ「ふたりごと自由帳」がとても良い作品だったので重野なおきという人の作品を他に読んでみようと思って適当に手を出してみたらこれがプロデビュー作だった。私が買った本屋ではこの作品が一番長く続いているみたいだったからこれを選んだ。っていうかレビュー書くんだからもうちょっと調べろよと自分に突っ込みを入れるべきところかもしれない。
それなりに楽しめる作品ではあるのだが、正直この作品でしか味わえないような何かを見つけることは少なくとも一巻まででは不可能だった。普通に平凡な日常4コマで、登場人物にはそれなりに魅力があるものの、キャラに惚れるほどではなかった。一言で言えば今一歩。
型にハマり過ぎなんだろうな。
主人公の24歳独身社会科教師は、毎朝異常に早起きとか、間は抜けてるけど節度はあるとか、細かく見ていけば特徴はあるのだが、結局のところ暴走気味の男性教師というところに収まってしまう。ウッチーというアホだけど一途でなぜか主人公に惚れてしまう剣道部の少女はかわいくて個性的なんだけど、4コマギャグマンガの枠に収まってしまうとステレオタイプに見えてしまう。番長や秀才もよくよく見てみたらいいキャラしてると思うんだけど、普通に読むとちょっとウンザリするほど型にハマってるように感じてしまう。
4コマでオチをつけるとなると細かい性格描写は難しいのかもしれない。特に新人ともなるときっちり落としていくことを考えていただろうし。同人誌で書いた「ふたりごと自由帳」で見せていた自由で微妙な空気感のような完成度を、初めての商業誌連載に望むのは無理だ。
とちょっと残念めな感想を書いてしまったが、やっぱりよく出来ているなあと思うところもある。まずヒロイン二人、同僚の美人天然女性教師と、教え子のやんちゃ少女がなんだかんだで絵も性格描写もかわいい。
作者が言うには、学生の頃に自分の友達をモデルに描いていた四コママンガの登場人物四十人の中から、よいと思ったものを六人抜き出して「先発」にし、それから徐々にキャラを追加登場させていったという。このやりかたはうまいなあと思った。創作の王道だと思う。
すぐにこの作品の続きを読み進みたいとは思わなかったが、また読みたいと思ったら買って読むかもしれない。
以前読んだ「ふたりごと自由帳」がとても良い作品だったので重野なおきという人の作品を他に読んでみようと思って適当に手を出してみたらこれがプロデビュー作だった。私が買った本屋ではこの作品が一番長く続いているみたいだったからこれを選んだ。っていうかレビュー書くんだからもうちょっと調べろよと自分に突っ込みを入れるべきところかもしれない。
それなりに楽しめる作品ではあるのだが、正直この作品でしか味わえないような何かを見つけることは少なくとも一巻まででは不可能だった。普通に平凡な日常4コマで、登場人物にはそれなりに魅力があるものの、キャラに惚れるほどではなかった。一言で言えば今一歩。
型にハマり過ぎなんだろうな。
主人公の24歳独身社会科教師は、毎朝異常に早起きとか、間は抜けてるけど節度はあるとか、細かく見ていけば特徴はあるのだが、結局のところ暴走気味の男性教師というところに収まってしまう。ウッチーというアホだけど一途でなぜか主人公に惚れてしまう剣道部の少女はかわいくて個性的なんだけど、4コマギャグマンガの枠に収まってしまうとステレオタイプに見えてしまう。番長や秀才もよくよく見てみたらいいキャラしてると思うんだけど、普通に読むとちょっとウンザリするほど型にハマってるように感じてしまう。
4コマでオチをつけるとなると細かい性格描写は難しいのかもしれない。特に新人ともなるときっちり落としていくことを考えていただろうし。同人誌で書いた「ふたりごと自由帳」で見せていた自由で微妙な空気感のような完成度を、初めての商業誌連載に望むのは無理だ。
とちょっと残念めな感想を書いてしまったが、やっぱりよく出来ているなあと思うところもある。まずヒロイン二人、同僚の美人天然女性教師と、教え子のやんちゃ少女がなんだかんだで絵も性格描写もかわいい。
作者が言うには、学生の頃に自分の友達をモデルに描いていた四コママンガの登場人物四十人の中から、よいと思ったものを六人抜き出して「先発」にし、それから徐々にキャラを追加登場させていったという。このやりかたはうまいなあと思った。創作の王道だと思う。
すぐにこの作品の続きを読み進みたいとは思わなかったが、また読みたいと思ったら買って読むかもしれない。