コンピュータソフト
ストラテジーゲーム
Rise of Nations : Rise of Legends
マイクロソフト、BIG HUGE GAMES
まあまあ(10点)
2007年12月2日
都市という単位と国境という概念を特徴とし、戦闘の前に世界地図の画面から軍政っぽく自軍を強化したりどこを攻めるか決められる趣向を追加したリアルタイムストラテジーゲームの第二弾。史実の中世から近代を扱った前作と異なり、今作では独自のファンタジー風世界を扱っている。
ゲームシステム的には同社から出ている大ヒット作Age of Empiresシリーズと比べてコンパクトにまとまっている。都市と国境の概念は前作から引き継がれている。それにさらに同社のAge of Mythologyシリーズで出てくるような英雄ユニットが追加されている。
英雄ユニットは好き嫌いが分かれると思う。私はどちらかというと嫌いだ。英雄の能力は高くて強力な力を使うことが出来るので、ゲームを引き締めてくれているとは思うのだが、英雄の力をいちいち使うのが面倒だし、使い忘れるとジリジリ敵に押されていくので不快感がある。ドーンと強力な力を使う瞬間は気持ちいいのではあるが、ここぞというタイミングを見計らうためにマップの一箇所に神経を集中しなければならないところが、シミュレーションゲームの醍醐味から外れているように思う。
今回は文明らしきものが三種類あって、それぞれユニット体系が全然違う。機械文明、魔法文明、古代文明とある。機械文明のユニットは前近代風の薄汚れた機械たちのデザインが優れていて格好いい。魔法文明は魔法生物とか騎乗兵なんかで、魔法で作ったトカゲとか炎の精霊とかゴーレムなんかがいる。古代文明はちょっと説明が難しいがオーパーツみたいに現代の科学とはまた違った機械のような魔法のような文明である。
ユニット体系が全然違うので最初は把握に手間取る。一応基本システムというのがあって、まず歩兵がいて、歩兵を蹴散らす蹂躙攻撃というのを使える対歩兵ユニットがいて、そういう大型ユニットを迎え撃つのに向いている中型ユニットがいる。これらが多分資源効率的に三つすくみになっていると思われる。また空を飛ぶユニットに対して対空ユニットがいたりもする。
ユニットの強弱をあまり感じることが出来なかった。多分ユニットの特徴付けが緩いからだろう。戦闘機っぽいユニットでも歩兵を普通に攻撃できる。あとユニットの運用が面倒だったので私はバランスよくユニットを生産して戦線に送っていたので、戦闘効率が平均化されてしまったのかもしれない。
ネットを介して何人ものプレイヤーと対戦することも出来るようであるが、私はキャンペーンモードという一人用のモードでだけ遊んだ。機械文明に属する発明家ジャコモが、悪の総督に立ち向かうという内容だった。戦いの舞台は魔法文明や古代文明に移り、ゲームシステムをまんべんなく楽しめるようになっている。各シナリオはそれなりに考えられていて楽しめた。
戦略マップ画面が前作と比べてあまり意味を持たなくなった。前作では戦略マップ上に自軍ユニットが複数存在しており、隣接する場所に自軍ユニットがいる状態で攻めたらまとまった量の援軍が来た。普通の戦闘は一ターンに一回しか仕掛けられないが、相手の戦力より二つ以上多いと無条件勝利できた。本作では主人公ジャコモのユニットしかないのでこれらの要素はなくなっている。残念。
一言で言えば佳作。悪いところも少ないが良いところも少ない作品だった。グラフィックスはキレイなのだけど、どこか当たり前じみていて驚けなかった。英雄以外のユニットに特徴が無さ過ぎるのが私にとって退屈だったのかもしれない。資源もほぼ二種類しかないし。
ゲームシステム的には同社から出ている大ヒット作Age of Empiresシリーズと比べてコンパクトにまとまっている。都市と国境の概念は前作から引き継がれている。それにさらに同社のAge of Mythologyシリーズで出てくるような英雄ユニットが追加されている。
英雄ユニットは好き嫌いが分かれると思う。私はどちらかというと嫌いだ。英雄の能力は高くて強力な力を使うことが出来るので、ゲームを引き締めてくれているとは思うのだが、英雄の力をいちいち使うのが面倒だし、使い忘れるとジリジリ敵に押されていくので不快感がある。ドーンと強力な力を使う瞬間は気持ちいいのではあるが、ここぞというタイミングを見計らうためにマップの一箇所に神経を集中しなければならないところが、シミュレーションゲームの醍醐味から外れているように思う。
今回は文明らしきものが三種類あって、それぞれユニット体系が全然違う。機械文明、魔法文明、古代文明とある。機械文明のユニットは前近代風の薄汚れた機械たちのデザインが優れていて格好いい。魔法文明は魔法生物とか騎乗兵なんかで、魔法で作ったトカゲとか炎の精霊とかゴーレムなんかがいる。古代文明はちょっと説明が難しいがオーパーツみたいに現代の科学とはまた違った機械のような魔法のような文明である。
ユニット体系が全然違うので最初は把握に手間取る。一応基本システムというのがあって、まず歩兵がいて、歩兵を蹴散らす蹂躙攻撃というのを使える対歩兵ユニットがいて、そういう大型ユニットを迎え撃つのに向いている中型ユニットがいる。これらが多分資源効率的に三つすくみになっていると思われる。また空を飛ぶユニットに対して対空ユニットがいたりもする。
ユニットの強弱をあまり感じることが出来なかった。多分ユニットの特徴付けが緩いからだろう。戦闘機っぽいユニットでも歩兵を普通に攻撃できる。あとユニットの運用が面倒だったので私はバランスよくユニットを生産して戦線に送っていたので、戦闘効率が平均化されてしまったのかもしれない。
ネットを介して何人ものプレイヤーと対戦することも出来るようであるが、私はキャンペーンモードという一人用のモードでだけ遊んだ。機械文明に属する発明家ジャコモが、悪の総督に立ち向かうという内容だった。戦いの舞台は魔法文明や古代文明に移り、ゲームシステムをまんべんなく楽しめるようになっている。各シナリオはそれなりに考えられていて楽しめた。
戦略マップ画面が前作と比べてあまり意味を持たなくなった。前作では戦略マップ上に自軍ユニットが複数存在しており、隣接する場所に自軍ユニットがいる状態で攻めたらまとまった量の援軍が来た。普通の戦闘は一ターンに一回しか仕掛けられないが、相手の戦力より二つ以上多いと無条件勝利できた。本作では主人公ジャコモのユニットしかないのでこれらの要素はなくなっている。残念。
一言で言えば佳作。悪いところも少ないが良いところも少ない作品だった。グラフィックスはキレイなのだけど、どこか当たり前じみていて驚けなかった。英雄以外のユニットに特徴が無さ過ぎるのが私にとって退屈だったのかもしれない。資源もほぼ二種類しかないし。