映画、テレビ番組、舞台芸術
テレビドラマ
女子大生会計士の事件簿 (ドラマ版) 2話か3話まで
BS-i (原作: 山田真哉)
いまいち(-10点)
2009年3月20日
在学中に公認会計士の資格を取って会計士として働く女子大生の藤原萌実が、色んな会社の監査をして不正を暴いていく。ライトノベル?が原作のテレビドラマ。
原作者が会計士だから当然なのだが、会計士に目をつけて物語を作ったのは面白いと思う。領収書の偽造や、契約の履行をめぐる攻防なんかが描かれる。
でもあんまり面白くなかった。
まず登場人物の特に主人公である女子大生会計士の魅力が薄いんだよなあ。自分より年上の新人をエラぶってコキ使い、取引先のなじみの客には愛想いい。性格の悪さの中にあまりかわいげが感じられない。でもこれは私が歳を取ったからかもしれないな。もっと自分が若かったら、大学生なのに会計士!周りのいい大人たちを手玉に取る!みたいなところに惹かれていたかもしれない。逆にもっと歳をとったら余裕のある目で見られたりとか。
筋はそれなりに出来ていて悪くは無かったと思う。でも、会計監査のネタの限界ってものがあってどうしても弱くなってしまう。刑事モノだったら事件があって被害者や加害者がいて人情ドラマがあるわけなのだけど、会計監査だとどうも話がセコくなったり、頭を使わないと理解できなかったりする。領収書が偽造されました、じゃあどうなるの?みたいな。たとえどんなに泣ける動機があっても、やったことがケチな犯罪だったら盛り上がらないよねえ。相手を追い詰めるときに、契約書の文言がどうだの言われても頭がついてこなかったり。
原作読んでないから分からないんだけど、このドラマはもっとうまく作れば面白くなったと思う。でもそのためには予算がいる。ところが予算を取るためには多くの視聴者が期待できないといけない。しかしあんまり一般ウケしないテーマなので期待できそうもない。つまりこうなったのも必然だったんだろうなあ。色んな頑張りと幸運が重なったら注目されたかもしれないけど。
原作者が会計士だから当然なのだが、会計士に目をつけて物語を作ったのは面白いと思う。領収書の偽造や、契約の履行をめぐる攻防なんかが描かれる。
でもあんまり面白くなかった。
まず登場人物の特に主人公である女子大生会計士の魅力が薄いんだよなあ。自分より年上の新人をエラぶってコキ使い、取引先のなじみの客には愛想いい。性格の悪さの中にあまりかわいげが感じられない。でもこれは私が歳を取ったからかもしれないな。もっと自分が若かったら、大学生なのに会計士!周りのいい大人たちを手玉に取る!みたいなところに惹かれていたかもしれない。逆にもっと歳をとったら余裕のある目で見られたりとか。
筋はそれなりに出来ていて悪くは無かったと思う。でも、会計監査のネタの限界ってものがあってどうしても弱くなってしまう。刑事モノだったら事件があって被害者や加害者がいて人情ドラマがあるわけなのだけど、会計監査だとどうも話がセコくなったり、頭を使わないと理解できなかったりする。領収書が偽造されました、じゃあどうなるの?みたいな。たとえどんなに泣ける動機があっても、やったことがケチな犯罪だったら盛り上がらないよねえ。相手を追い詰めるときに、契約書の文言がどうだの言われても頭がついてこなかったり。
原作読んでないから分からないんだけど、このドラマはもっとうまく作れば面白くなったと思う。でもそのためには予算がいる。ところが予算を取るためには多くの視聴者が期待できないといけない。しかしあんまり一般ウケしないテーマなので期待できそうもない。つまりこうなったのも必然だったんだろうなあ。色んな頑張りと幸運が重なったら注目されたかもしれないけど。