ノンフィクション
カルト
セーラームーン関係
massangeanaのページ(仮)
傑作(30点)
2002年5月15日
日本のアニメ「セーラームーン」が北米で放映されたときに、どういう風に変えられていたかということを調べて淡々と書きつづったものが中心のページ。
massangeana という人が海外出張中に、実際に向こうで放映された番組を見たり、海外のコミュニティから情報を得たりして書いたものらしい。
北米とは要するにアメリカとカナダのことなのだが、カナダの方が放映が進んでいたりもするらしい。アメリカといえば表現の自由が十二分に保証されているという印象があるが、子供向けの番組については逆に日本よりも厳しいようだ。たばこ、肌の露出、血(青い血ならいいらしい)、同性愛、といったもののほかに、十字架に張りつけだとか、死者が生き返るとかの、キリスト教関連のタブーまで検閲の対象となるのは意外だった。
そのままでは放映できないシーンは、たくみにカットされたり、CG で肌の露出の上に服を着せたり、同性愛ではないように会話を吹き替えたりして、なんとか放映できるようにしているらしい。あまりにも無理があると判断された場合は、その回が飛んでしまうこともあり、向こうの熱心なファンがコミュニティ(BBS)で怒りをあらわすというから微笑ましい。
ほかに、向こうで翻訳に使われりコミュニティで頻用される英単語が紹介されている。日本語そのまんまの単語もあれば(chibi や gomen や hentai や ja ne じゃあね、など)、聞き間違いが広まったものや(bii da べーだ)、普通の英単語が特定のアニメをほのめかしていたりするものなどがある。sweatdrop とはなんだか分かるだろうか。直訳すると汗のしずくとなり、あのマンガで見られるあせりの表現となる。*sweatdrop* と書いて「アセアセ」のような表現となる。
私はセーラームーンならコミックスで三巻まで読んで、こりゃ子供向けすぎてつまらん、と投げ出した。もちろんアニメ版も全然見ていない。だけど、このページを読んでざっとストーリー説明をまじえた解説を読むと、作者のクールな熱心さと共に、実はセーラームーンって面白いんじゃないかと思えてくるから不思議だ。
massangeana という人が海外出張中に、実際に向こうで放映された番組を見たり、海外のコミュニティから情報を得たりして書いたものらしい。
北米とは要するにアメリカとカナダのことなのだが、カナダの方が放映が進んでいたりもするらしい。アメリカといえば表現の自由が十二分に保証されているという印象があるが、子供向けの番組については逆に日本よりも厳しいようだ。たばこ、肌の露出、血(青い血ならいいらしい)、同性愛、といったもののほかに、十字架に張りつけだとか、死者が生き返るとかの、キリスト教関連のタブーまで検閲の対象となるのは意外だった。
そのままでは放映できないシーンは、たくみにカットされたり、CG で肌の露出の上に服を着せたり、同性愛ではないように会話を吹き替えたりして、なんとか放映できるようにしているらしい。あまりにも無理があると判断された場合は、その回が飛んでしまうこともあり、向こうの熱心なファンがコミュニティ(BBS)で怒りをあらわすというから微笑ましい。
ほかに、向こうで翻訳に使われりコミュニティで頻用される英単語が紹介されている。日本語そのまんまの単語もあれば(chibi や gomen や hentai や ja ne じゃあね、など)、聞き間違いが広まったものや(bii da べーだ)、普通の英単語が特定のアニメをほのめかしていたりするものなどがある。sweatdrop とはなんだか分かるだろうか。直訳すると汗のしずくとなり、あのマンガで見られるあせりの表現となる。*sweatdrop* と書いて「アセアセ」のような表現となる。
私はセーラームーンならコミックスで三巻まで読んで、こりゃ子供向けすぎてつまらん、と投げ出した。もちろんアニメ版も全然見ていない。だけど、このページを読んでざっとストーリー説明をまじえた解説を読むと、作者のクールな熱心さと共に、実はセーラームーンって面白いんじゃないかと思えてくるから不思議だ。