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最近、昼飯の値段が安すぎない?

伏木亨 (MSN ジャーナル ニッポン食事情咄 第14回)

まあまあ(10点)
2002年7月19日
ひっちぃ

価格破壊の製品、とくに格安の昼食ばかり食べていると、日本人の雇用が守れなくなるぞ、といった内容。

一本98円の「安い醤油買うと就職先が無くなるゾ」と三本まとめ買いした学生に言う作者。「君は食品企業に就職希望のようだけど、ニッポン人に給料払って、そんな安くつくれないだろ。昨年醤油会社に就職した君の先輩の給料も払えない。」

「ものの正当な価値を認め、正当に扱うことが、成熟した国を作る精神の基礎になるんじゃあないの。200円の昼食は自分の価値すら貶めている。」

京都大学大学院の教授が、こんな風に軽妙な中におおまじめな主張の入った文章を書くことが新鮮だ。どんな人なのだろうか。

それはそうだけど、一方で別の疑問も残る。理科系の研究者たちは日夜技術を研究しているし、技術者も新しい技術を追うのに一生懸命なのだが、食べ物を作る人たちというのは何をどう努力しているんだろうか。

ひどいまずい店に入るたびに怒りがこみ上げてくる。そんな店に限ってちょっと高めだったりする。こいつらがいい生活できるのは、日本の技術者たちが円の価値を高めているからだろう。

まずいものを喰わせるようなとこはどんどん価格破壊に巻き込まれろと言いたい。それなりの金を取れるくらいにおいしく作れるように努力しなさいよ。

[参考]
http://journal.msn.co.jp/
articles/
nartist2.asp?w=181271

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