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久しぶりにコメント。乱文失礼。

最低(-50点)
2002年8月31日
m

キーナートのコラム読みました。
根拠の弱いメジャー礼讃が書き連ねてありますな。
この人こんなに頭悪かったっけ、と思いました。

「日本の足の速い選手が世界レベルのスピードではない」の根拠が
「セ・リーグの盗塁王争いトップは石井琢朗でわずか14盗塁」
「一方、メジャーリーグの盗塁ランキングは、カルロス・ベルトランが現在29盗塁で2位」
本気ですかぁ?って感じ。
同じ部分で「日本でスピードのある選手は皆小柄だが、メジャーではヘビー級でも速い選手が沢山いる」
って事も語られてますが、まあそれはそうなのかも。
でもその辺はメジャーリーグはドーピングバリバリらしいよ、という根強い噂を無視しては語れないと思うのだけれど。

ソリアーノの件でいえば、まず日本での練習が本人にとって辛かった、というのは事実でしょう。
アメリカの練習よりもよりハードなのも間違いないと思われます。
文化の違いやなんかで色々不満を持ってたというのも仕方のないところ。
でも、それで日本のやり方がダメでメジャーがステキ、と言うことになるのかが、よくわかんない。
安い年俸でドミニカかどっかから素質のありそうな選手を連れてきて、日本式訓練で「野球」をたたき込んだところで、日本プロ野球よりも市場規模の大きいメジャーがかっさらっていった、と言うことでしょう。
「なぜダイヤモンドの原石を見抜けなかったのだろう」?バカ言ってんじゃないわよ。

「メジャーに帰ってから輝いた選手たち」もオカシイ。
まずフィルダーは例外。留まってくれるんなら留まってもらいたかったけど、メジャー以上の条件を阪神が提示できるはずもないし。
まず本人が帰りたかったんでしょう。
他は……単純に数字が気にくわなかったら契約しない、当たり前。
もちろん中には契約を続けてたら大活躍してた選手もいるかもしれないけど、そんな当てにならない希望的観測に大金はかけられません。
で、「帰ってからメジャーで活躍してたから、契約しなかったのは見る目がなかったってことに違いない」?
ってバーカ。
スティーブンスやステアーズだって、あのまま近鉄や中日にいたとしても、大した数字は残せなかったですよ、きっと。
メジャーのベースボールと日本野球はそれぞれちょっと別方向に進んでいるので、メジャーではそれなりに活躍できても日本文化・日本野球には馴染めない、って思えるんですがどうですか。
サッカーでもままありますよ。スペインで大活躍だったけどイタリアに移籍したらサッパリ、とか。
そういう視点も持たずに「彼らの多くは、本当は実力があったにもかかわらず、日本の抑圧的なシステムがその才能を殺してしまったのだ」だって。
日本野球で活躍する実力は持ってなかったんだからしょうがないじゃーん。
逆に、メジャーとはひと味違った「日本野球」から何かヒントをつかんだおかげで、メジャー復帰後活躍、という話もあったり無かったりするし。

メジャーのストライキは回避されたようで、良かったですな。

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