ハードウェア
オーディオ・ビジュアル
SE315
SHURE(シュア)
傑作(30点)
2011年5月3日
アメリカの音響機器メーカーSHURE(シュア)のイヤホン。バランスド・アーマチュアー型という、コイルでいったん棒を動かしてその先の振動板を動かして音を出す駆動方式と、耳栓のような形をしたカナル型と呼ばれる密閉性の高さが特徴。小さな本体に複数のユニットを使用したマルチウェイが特徴の同社のラインナップのうち、フルレンジ一発のモデル。
ウォークマン用に付属のではなくもっといいイヤホンが欲しいと思って、地下鉄の中でも聴ける遮音性の高いイヤホンで何かいいのがないか2ちゃんねるで訊いてみたら、同社の最高モデルSE535を勧められたのだけど、あんなちっちゃくて頼りないものに約4〜5万も出すのが不安だったのでやめた。それからしばらくして、たしかPCオーディオ関係の雑誌でイヤホンとヘッドホンひっくるめてどの製品が良いかランキングした企画があったのを見て、ヘッドホンの定番モデルを抑えてなぜかこのSE315が一位になっていたので気になって注目しだした。それでもこのモデルも二万ぐらいするのですぐには手を出さなかったのだけど、フジヤエービックのセールで15,800円で売られていたのを見て購入した。
とてもいい音だと思う。評判どおりフラットなのだけど、やや高音が目立つ。普段T1という十万するヘッドホンを使っている私でも満足できる音で、買って良かったと思った。特に色づけは感じなかった。無機質で味気ない音とも言える。
耳に突っ込むためのパッド?が沢山用意されている。耳栓のようなスポンジ型のものが一組、スポンジほど柔らかくはないけれど耳に詰める形状のものが大中小三組、ゴムの皮を半球にしたような形状のものが大中小三組、それに通称弾丸型と言われる硬いプラスチックの二段ロケットのような形をしたものが一組。私は最初からついていた固めのスポンジの中型のものをそのまま使っている。どのアタッチメントをつけるか、どのように耳に装着するかによって音が大幅に変わるらしい。特に低音の量にはかなりの差が出る。
遮音性は良好だった。ウォークマンNW-846の付属イヤホンによるノイズキャンセリング機能と大した差はなかった。ノイズキャンセリングのほうがまだ耳には悪くないのかもしれないけれど、遮音性があれば音量を下げることも出来るので大した違いはなさそうな気がする。
ただ、静かな環境で装着するとホワイトノイズが気になる。インピーダンスの低いイヤホンやヘッドホンが持つ一般的な欠点なのである程度はしょうがない。といっても音楽を止めたときの話で、音楽を再生するとまったく気にならなくなる。その代わり、ポータブルプレイヤーのように出力の低い機器でも十二分な音量が取れる。
私が買ったときはiPod用に最適な予備ケーブルがついてきた。このイヤホンはケーブルが着脱式になっているので、万が一断線しても交換することができる。ただ、予備のケーブルがなんと一万円近くする。なので、まがりなりにも予備のケーブルがついてきたのは安心だ。それにケーブルは思ったより太くてしっかりしていた。
2ちゃんねるのメーカー別のスレを見ると、フルレンジ一発でフラットなこのSE315ではなく、マルチウェイの上位機種SE535やSE425のほうが人気が高い。そもそも駆動方式のバランスド・アーマチュアー型はイヤホンの小さいボディに多くのドライバーを詰め込めるのが利点であり、複数のドライバーによるリッチな音が同シリーズのウリのようだ。
最近になってバランスド・アーマチュアー型ではなくダイナミック型のSE215という下位機種が追加された。一万円ほどで買える。この値段でケーブルが着脱式になっているほか、音も評判がいいみたいだった。
高級イヤホンの入門的なモデルとしてこのSE315を勧めたいところだけど、他社他製品を持っていないのでなんともいえない。KlipsheのX10なら店頭で試聴してそのシンプルな装着感の良さと音質の高さが印象に残ったけれど家電量販店で三万円ほどだった。
とりあえず高級イヤホンの中で定番の入門モデルが欲しいという人にこのモデルを勧める。あるいはSE215のほうが安くて買いやすいか。また、ヘッドホンと比べて装着感が悪い代わりに値段の割に音がよいので、下手なヘッドホンを買うぐらいだったらイヤホンを買ったほうがいいと思う。ヘッドホンアンプも要らないし。
ウォークマン用に付属のではなくもっといいイヤホンが欲しいと思って、地下鉄の中でも聴ける遮音性の高いイヤホンで何かいいのがないか2ちゃんねるで訊いてみたら、同社の最高モデルSE535を勧められたのだけど、あんなちっちゃくて頼りないものに約4〜5万も出すのが不安だったのでやめた。それからしばらくして、たしかPCオーディオ関係の雑誌でイヤホンとヘッドホンひっくるめてどの製品が良いかランキングした企画があったのを見て、ヘッドホンの定番モデルを抑えてなぜかこのSE315が一位になっていたので気になって注目しだした。それでもこのモデルも二万ぐらいするのですぐには手を出さなかったのだけど、フジヤエービックのセールで15,800円で売られていたのを見て購入した。
とてもいい音だと思う。評判どおりフラットなのだけど、やや高音が目立つ。普段T1という十万するヘッドホンを使っている私でも満足できる音で、買って良かったと思った。特に色づけは感じなかった。無機質で味気ない音とも言える。
耳に突っ込むためのパッド?が沢山用意されている。耳栓のようなスポンジ型のものが一組、スポンジほど柔らかくはないけれど耳に詰める形状のものが大中小三組、ゴムの皮を半球にしたような形状のものが大中小三組、それに通称弾丸型と言われる硬いプラスチックの二段ロケットのような形をしたものが一組。私は最初からついていた固めのスポンジの中型のものをそのまま使っている。どのアタッチメントをつけるか、どのように耳に装着するかによって音が大幅に変わるらしい。特に低音の量にはかなりの差が出る。
遮音性は良好だった。ウォークマンNW-846の付属イヤホンによるノイズキャンセリング機能と大した差はなかった。ノイズキャンセリングのほうがまだ耳には悪くないのかもしれないけれど、遮音性があれば音量を下げることも出来るので大した違いはなさそうな気がする。
ただ、静かな環境で装着するとホワイトノイズが気になる。インピーダンスの低いイヤホンやヘッドホンが持つ一般的な欠点なのである程度はしょうがない。といっても音楽を止めたときの話で、音楽を再生するとまったく気にならなくなる。その代わり、ポータブルプレイヤーのように出力の低い機器でも十二分な音量が取れる。
私が買ったときはiPod用に最適な予備ケーブルがついてきた。このイヤホンはケーブルが着脱式になっているので、万が一断線しても交換することができる。ただ、予備のケーブルがなんと一万円近くする。なので、まがりなりにも予備のケーブルがついてきたのは安心だ。それにケーブルは思ったより太くてしっかりしていた。
2ちゃんねるのメーカー別のスレを見ると、フルレンジ一発でフラットなこのSE315ではなく、マルチウェイの上位機種SE535やSE425のほうが人気が高い。そもそも駆動方式のバランスド・アーマチュアー型はイヤホンの小さいボディに多くのドライバーを詰め込めるのが利点であり、複数のドライバーによるリッチな音が同シリーズのウリのようだ。
最近になってバランスド・アーマチュアー型ではなくダイナミック型のSE215という下位機種が追加された。一万円ほどで買える。この値段でケーブルが着脱式になっているほか、音も評判がいいみたいだった。
高級イヤホンの入門的なモデルとしてこのSE315を勧めたいところだけど、他社他製品を持っていないのでなんともいえない。KlipsheのX10なら店頭で試聴してそのシンプルな装着感の良さと音質の高さが印象に残ったけれど家電量販店で三万円ほどだった。
とりあえず高級イヤホンの中で定番の入門モデルが欲しいという人にこのモデルを勧める。あるいはSE215のほうが安くて買いやすいか。また、ヘッドホンと比べて装着感が悪い代わりに値段の割に音がよいので、下手なヘッドホンを買うぐらいだったらイヤホンを買ったほうがいいと思う。ヘッドホンアンプも要らないし。