フィクション活字
暦物語
西尾維新 (講談社 KODANSHA BOX)
いまいち(-10点)
2014年2月26日
吸血鬼を助けて吸血鬼となった青年・阿良々木暦が体験したちょっと不思議な小話集。
としか言いようがないことに困った。作者が気ままに書いたショートストーリーとしか思えず、どの作品にも大して面白味がなかった。このシリーズのファンならば楽しく読めるんだろうけど、つまり自分はいままでこの作品のファンだと思っていたのに実はそうじゃなかったということに気付かされた一冊だった。
最初の話を例にとると、校舎の裏庭にあった石がなにやら不思議な感じがしたので忍野メメに相談したり羽川翼と雑談したりしているうちにああなるほどと合点して終わるだけ。ほかの話も大体こんな感じ。なにしろ読んでいて面白くないので、各話の最後に「この話のオチは…」みたいな結びの常套句が出てくるとホッとする。
としか言いようがないことに困った。作者が気ままに書いたショートストーリーとしか思えず、どの作品にも大して面白味がなかった。このシリーズのファンならば楽しく読めるんだろうけど、つまり自分はいままでこの作品のファンだと思っていたのに実はそうじゃなかったということに気付かされた一冊だった。
最初の話を例にとると、校舎の裏庭にあった石がなにやら不思議な感じがしたので忍野メメに相談したり羽川翼と雑談したりしているうちにああなるほどと合点して終わるだけ。ほかの話も大体こんな感じ。なにしろ読んでいて面白くないので、各話の最後に「この話のオチは…」みたいな結びの常套句が出てくるとホッとする。