ハードウェア
携帯電話・スマートフォン
Galaxy S4(SC-04E)
Samsung (NTTドコモ)
傑作(30点)
2014年5月5日
世界一のシェアを持つ携帯電話会社サムスン電子が2013年に出したフラッグシップモデルのAndroidスマートフォン。そのNTTドコモと共同開発したバージョン。前モデルのS3と比べ、画面の解像度が1920x1080とフルハイビジョン化したほか、画面のサイズも若干大きくなるなど全体的に高性能化した割に、ほとんど大きさが変わらないどころか若干薄くなっている。
2013年の夏モデルとしてNTTドコモがソニーのXperia A(SO-04E)と並んで「ドコモのツートップ」として売り出し、この二社以外の広告宣伝費を削った結果パナソニックや日本電気(NEC)がスマートフォンからの撤退を決めるまでに至ったほどの選別と集中までしたほどプッシュした機種だったが、日本での知名度が低かったせいかソニーのXperiaに売り上げで大差をつけられて負けたらしく、早くも7月にサムスン自体が代理店にインセンティブを出して格安で契約できるようになっていたので、ちょうど自分はauのiPhoneの電波障害に腹を立てていたこともあり、みまもり携帯(新規)との抱き合わせながら一括0円でカメラのキタムラで契約した。月々サポートが三千四百円ほどついているので、MNPで一年間基本料タダなのを含めて、パケホーダイ・ライトだと月々二千円ほどでネット使い放題(ただし3GBまで)になった。
そしていまに至るまで、自分が一番よく手に持っているスマートフォンになっている。というのは単に2ちゃんねるのニュース速報+板を巡回するのに使っているからで、ドコモの低速回線だと文字主体のコンテンツしか見る気がしないので実質専用機になっている。ちなみにGalaxy S3やGalaxy Noteはauからも出たが、S4はドコモからしか出ていないようだ。
S3からのラウンドフォルムは一応引き継がれているけれど、カドの丸みが少なくなって実用性が重視されるようになった。しかし手にフィットして持ちやすい点には変わりない。自分はS3のときは黒を選んで指紋が目立ちまくりだったので、今回は限定色の青っぽい色を選んだのだけど、細かい網目模様がついていて指紋が多少目立ちにくくなっている。最近の高級スマートフォンはデザイン重視の金属製のボディが多いように思えるのだけど、サムスンは流行に逆らって実用性重視の樹脂製を採用していて、自分も常用するなら樹脂製のほうがいいと思う。
このS4はまさに王者のスマートフォンと呼ぶにふさわしい出来だと思うのだけど、残念ながら主にマーケティングの点で汚点がいくつかある。まず事実として、特定のベンチマークソフト(性能測定ソフト)を使っているときだけ若干リミッターが解除されることが判明している。常用する場合、本体が熱を持ちすぎないように性能を抑えるリミッターのような仕組みがスマートフォンには備わっているのだけど、性能測定のときだけそれが解除されるようにするのはインチキをしていることになる。また台湾では、ライバルを不当に貶める宣伝をしたとして訴えられて敗けている。
あとはバッテリーが爆発しただとか、有名人にステルスマーケティングさせているのがバレただとかいくつか小ネタがあるけれど、このへんのは他のメーカーもやっているだろうし、出荷台数が多いのだから不具合の絶対数が多いのも仕方がないと思う。ただ自分もGalaxy Tabletでバッテリーの不具合を掴んだ口なので擁護する気もない。
このモデルも液晶ではなく有機ELという自己発光の画像素子を使ったディスプレイが使われているけれど、前モデルのS3と比べて発色が自然なのでほとんど違いを感じられない。あと自分はあんまりスマートフォンで動画を見ないので、画質の良しあしについては言及すべきではないのだろうけれど、普通に良いと思う。
音はHTC J Oneと比べるとスピーカーもヘッドフォンも平凡に思えるけれど、特に悪いとも感じなかったので常用は可能だと思う。
最近になってAndroid OSのバージョンが4.3にアップした。2013年冬モデルでLGや富士通のマシンを持っているけれどこれらはまだ4.2だったことを思えば対応が早い。しかも前モデルのS3まで4.3にアップしている。このあたりはさすが世界一のシェアを持っているだけはある。ただ、他社は4.3をスキップして評判のいい4.4に一気にアップするとも言われている。まあ他社についてはまだ確実なことは言えないので、現時点で4.3に上がっているGalaxyに軍配があがる。
自分はカメラをあまり使わないのでこの点については評価できないのだけど、動画を撮ると普通にフルハイビジョンのMP4が出来上がるのにはびっくりする。電子的なスペックだけならもう市販のデジタルビデオカメラに近いレベルにまで達している。まあさすがに撮れた動画の画質はいまいちだったけど。
CPUはQualcommのSnapdragon 600のクアッドコア(4コア)で1.9GHzとちょっと高めなせいか、冬モデルのS800 2.2GHzとかと比べてもそんなに大した違いはなさそうだけど、チューニングに大きく影響されるのであまり気にしないほうがいいかも。2ちゃんねる専用ブラウザの2chMateを使っていると時々操作が引っかかるけれど、あんまり気にならないレベル。
もういまから新たに手に入れることを勧める機種かどうかは微妙だけど、サムスンのスマートフォンが他社の同世代の機種と比べて頭一つ抜けていることがよく分かり、日本での不人気からか割安で契約できそうなのでおすすめ。明らかな欠点として、防水でないことを挙げておく。iPhoneもそうだけど。
次世代の機種のS5はもう発売されている地域があるけれど、日本ではドコモが2014年5月14日に行う発表会で発表される見込みで、現時点ではまだ発売されていない。ただ、新しく出るS5を買うのも投げ売りを期待してS4を狙うのもアリだと思うけれど、いまのドコモは通信回線が悪いので、新規契約で安く手に入るLGのG2(L-01F)などを契約してからすぐにパケホーダイその他を解約して代わりにMVNOの格安SIMを契約するほうが安上がりでいいと思う。いまのドコモは最新スペックのスマートフォンがもったいないと感じるほどネットが遅すぎる。いまならauの最新機種でLGL22やFJL22あたりを契約するほうがずっといい。
2013年の夏モデルとしてNTTドコモがソニーのXperia A(SO-04E)と並んで「ドコモのツートップ」として売り出し、この二社以外の広告宣伝費を削った結果パナソニックや日本電気(NEC)がスマートフォンからの撤退を決めるまでに至ったほどの選別と集中までしたほどプッシュした機種だったが、日本での知名度が低かったせいかソニーのXperiaに売り上げで大差をつけられて負けたらしく、早くも7月にサムスン自体が代理店にインセンティブを出して格安で契約できるようになっていたので、ちょうど自分はauのiPhoneの電波障害に腹を立てていたこともあり、みまもり携帯(新規)との抱き合わせながら一括0円でカメラのキタムラで契約した。月々サポートが三千四百円ほどついているので、MNPで一年間基本料タダなのを含めて、パケホーダイ・ライトだと月々二千円ほどでネット使い放題(ただし3GBまで)になった。
そしていまに至るまで、自分が一番よく手に持っているスマートフォンになっている。というのは単に2ちゃんねるのニュース速報+板を巡回するのに使っているからで、ドコモの低速回線だと文字主体のコンテンツしか見る気がしないので実質専用機になっている。ちなみにGalaxy S3やGalaxy Noteはauからも出たが、S4はドコモからしか出ていないようだ。
S3からのラウンドフォルムは一応引き継がれているけれど、カドの丸みが少なくなって実用性が重視されるようになった。しかし手にフィットして持ちやすい点には変わりない。自分はS3のときは黒を選んで指紋が目立ちまくりだったので、今回は限定色の青っぽい色を選んだのだけど、細かい網目模様がついていて指紋が多少目立ちにくくなっている。最近の高級スマートフォンはデザイン重視の金属製のボディが多いように思えるのだけど、サムスンは流行に逆らって実用性重視の樹脂製を採用していて、自分も常用するなら樹脂製のほうがいいと思う。
このS4はまさに王者のスマートフォンと呼ぶにふさわしい出来だと思うのだけど、残念ながら主にマーケティングの点で汚点がいくつかある。まず事実として、特定のベンチマークソフト(性能測定ソフト)を使っているときだけ若干リミッターが解除されることが判明している。常用する場合、本体が熱を持ちすぎないように性能を抑えるリミッターのような仕組みがスマートフォンには備わっているのだけど、性能測定のときだけそれが解除されるようにするのはインチキをしていることになる。また台湾では、ライバルを不当に貶める宣伝をしたとして訴えられて敗けている。
あとはバッテリーが爆発しただとか、有名人にステルスマーケティングさせているのがバレただとかいくつか小ネタがあるけれど、このへんのは他のメーカーもやっているだろうし、出荷台数が多いのだから不具合の絶対数が多いのも仕方がないと思う。ただ自分もGalaxy Tabletでバッテリーの不具合を掴んだ口なので擁護する気もない。
このモデルも液晶ではなく有機ELという自己発光の画像素子を使ったディスプレイが使われているけれど、前モデルのS3と比べて発色が自然なのでほとんど違いを感じられない。あと自分はあんまりスマートフォンで動画を見ないので、画質の良しあしについては言及すべきではないのだろうけれど、普通に良いと思う。
音はHTC J Oneと比べるとスピーカーもヘッドフォンも平凡に思えるけれど、特に悪いとも感じなかったので常用は可能だと思う。
最近になってAndroid OSのバージョンが4.3にアップした。2013年冬モデルでLGや富士通のマシンを持っているけれどこれらはまだ4.2だったことを思えば対応が早い。しかも前モデルのS3まで4.3にアップしている。このあたりはさすが世界一のシェアを持っているだけはある。ただ、他社は4.3をスキップして評判のいい4.4に一気にアップするとも言われている。まあ他社についてはまだ確実なことは言えないので、現時点で4.3に上がっているGalaxyに軍配があがる。
自分はカメラをあまり使わないのでこの点については評価できないのだけど、動画を撮ると普通にフルハイビジョンのMP4が出来上がるのにはびっくりする。電子的なスペックだけならもう市販のデジタルビデオカメラに近いレベルにまで達している。まあさすがに撮れた動画の画質はいまいちだったけど。
CPUはQualcommのSnapdragon 600のクアッドコア(4コア)で1.9GHzとちょっと高めなせいか、冬モデルのS800 2.2GHzとかと比べてもそんなに大した違いはなさそうだけど、チューニングに大きく影響されるのであまり気にしないほうがいいかも。2ちゃんねる専用ブラウザの2chMateを使っていると時々操作が引っかかるけれど、あんまり気にならないレベル。
もういまから新たに手に入れることを勧める機種かどうかは微妙だけど、サムスンのスマートフォンが他社の同世代の機種と比べて頭一つ抜けていることがよく分かり、日本での不人気からか割安で契約できそうなのでおすすめ。明らかな欠点として、防水でないことを挙げておく。iPhoneもそうだけど。
次世代の機種のS5はもう発売されている地域があるけれど、日本ではドコモが2014年5月14日に行う発表会で発表される見込みで、現時点ではまだ発売されていない。ただ、新しく出るS5を買うのも投げ売りを期待してS4を狙うのもアリだと思うけれど、いまのドコモは通信回線が悪いので、新規契約で安く手に入るLGのG2(L-01F)などを契約してからすぐにパケホーダイその他を解約して代わりにMVNOの格安SIMを契約するほうが安上がりでいいと思う。いまのドコモは最新スペックのスマートフォンがもったいないと感じるほどネットが遅すぎる。いまならauの最新機種でLGL22やFJL22あたりを契約するほうがずっといい。