ハードウェア
携帯電話・スマートフォン
Xperia VL (SOL21)
ソニーモバイルコミュニケーションズ, au by KDDI
まあまあ(10点)
2014年6月17日
ソニー製のAndroidスマートフォンの廉価モデル。4.3インチの小さめの液晶画面を搭載し、アーチ型の軽くてスタイリッシュなボディに包まれ、デュアルコアの控え目なスペックながら十分な性能を持っている。
2013年の夏に突如投げ売りが始まったので、一括0円で48,000円分の商品券でのキャッシュバックつきという破格の条件でMNP(他社からの移転)により契約した。それでもなかなか在庫が捌けなかったようで、年末にかけて投げ売りは続き、色違いでもう一台契約した。
廉価版なせいなのかボディがプラスチックで、いまのXperiaと比べるとちょっと安っぽい。マットな質感なのだけど背面がどうしてもチープな感じがする。でも正面はシックなブラックで、SONYのロゴがブランドイメージを放っている。
当時自分はすでにハイエンドのHTC J OneやGalaxy S3α/S4を手に入れていたので、このXperia VLは触っていてはっきりとスペックの低さを感じた。意外とキビキビと動いてくれるのだけど、ちょっとグイッと引っ張るとたちまち引っかかる。このぐらい動いてくれれば文句はないはずなのだけど、一度高級機に慣れると見劣りしてしまう。
画面の解像度は1280x720といわゆるHD画質(ハイビジョン)といまではちょっと物足りないところだけど、画面のサイズが4.3インチなので十分高い解像度を持っている。廉価版だなんて言ってみたけれど、ミドルレンジと言ったほうがいいかもしれない。
ソニーだけあってウォークマンと冠するアプリが入っているのだけど、いわゆるウォークマンとは何の連動もしない。あきれた。本家ウォークマンにはx-アプリという同期のためのソフトがあって、これがアップルで言うところのiTunesみたいな楽曲管理ソフトなのだけど、このソニーブランドのスマートフォンXperiaシリーズとは一切同期できない。ソニーの縦割りの弊害と言われ、家電とスマートフォンの部門がそれぞれ勝手にやっていたからみたいだ。さすがにこれではソニーもいけないと思って、Xperia Z1シリーズからそれぞれの強みを持った部門の力を結集してカメラとかが一線級になったらしいのだけど、x-アプリと同期できないのは相変わらずだし、オーディオ再生の性能も本家ウォークマンと比べて明らかに劣っているらしい。こりゃ赤字垂れ流して本社とかPC部門とか売り払うわけだわ。
最近Xperia Z1fというちょうどこれと同じ4.3インチサイズの最新機種を手に入れて常用しているのだけど、こっちはハイエンド機Z1をそのまま小型にしたようなスペックなので速い速い。クワッドコアの2.2GHzなのでVLと比べて多分倍以上速いはず。質感もガラスコーティングで高級感がある(まあきっと割れやすいので一長一短だけど)。かなり気に入ったのでGalaxy S4を引き出しに仕舞って現在一日でもっとも長く使っているマシンになっている。ところがこいつはもともとソニーではなくドコモの注文により作られたものだという。ソニーがZ1をドコモに持って行ったらもっと小さいのを作ってくれと言われて急遽開発されたとのこと。そこそこ売れているみたいなので、マーケティングでもソニーの落日を感じさせるエピソードだと思う。
専用のドックが付属している。むき出しのmicroUSBをつなげるよりもスマートでいいと思う。バッテリーは取り外しができるようになっている。容量は1700mAhあるらしいけれど、体感であんまりバッテリーは持たない。自分の使い方だと実用ギリギリぐらいだった。チューニングがいまいちなのかも。
x-アプリと同期できない不満を述べたけれど、同期ソフトウェアについては専用のものがあってそこそこ便利に使える。SamsungやHTCといったグローバル市場の雄たちとも十分に戦っていけるぐらいの完成度があるけれど、Appleには一歩届かない感じ。
いまさら高い通信料を払ってまでこの機種を買う必要はない…と思ったらauのMVNOつまり回線卸により廉価な通信サービスを提供する関西電力系のmineoというサービスが2014年6月3日から始まったので価値が出て来た。秋葉原とかに行けば未使用新品が一万数千円ぐらいで手に入る。auとの契約がわずらわしいという人には手っ取り早い。でもFJL22などのもっと高性能な機種が同じような値段で売られているのでそっちのほうがいいと思う。なにせ最新スペックの機種が一番安い時で一万二千円ぐらいで売られていたそうだから。いまはさすがにちょっと値を戻したけれどそれでもまだ安い。でも自分は面倒でもちゃんと契約して手に入れたほうがいいと思う。そのほうが高性能な機種をもっと安く手に入れられるから。って周りに勧めてみてもみんな面倒って言うんだよね…。
2013年の夏に突如投げ売りが始まったので、一括0円で48,000円分の商品券でのキャッシュバックつきという破格の条件でMNP(他社からの移転)により契約した。それでもなかなか在庫が捌けなかったようで、年末にかけて投げ売りは続き、色違いでもう一台契約した。
廉価版なせいなのかボディがプラスチックで、いまのXperiaと比べるとちょっと安っぽい。マットな質感なのだけど背面がどうしてもチープな感じがする。でも正面はシックなブラックで、SONYのロゴがブランドイメージを放っている。
当時自分はすでにハイエンドのHTC J OneやGalaxy S3α/S4を手に入れていたので、このXperia VLは触っていてはっきりとスペックの低さを感じた。意外とキビキビと動いてくれるのだけど、ちょっとグイッと引っ張るとたちまち引っかかる。このぐらい動いてくれれば文句はないはずなのだけど、一度高級機に慣れると見劣りしてしまう。
画面の解像度は1280x720といわゆるHD画質(ハイビジョン)といまではちょっと物足りないところだけど、画面のサイズが4.3インチなので十分高い解像度を持っている。廉価版だなんて言ってみたけれど、ミドルレンジと言ったほうがいいかもしれない。
ソニーだけあってウォークマンと冠するアプリが入っているのだけど、いわゆるウォークマンとは何の連動もしない。あきれた。本家ウォークマンにはx-アプリという同期のためのソフトがあって、これがアップルで言うところのiTunesみたいな楽曲管理ソフトなのだけど、このソニーブランドのスマートフォンXperiaシリーズとは一切同期できない。ソニーの縦割りの弊害と言われ、家電とスマートフォンの部門がそれぞれ勝手にやっていたからみたいだ。さすがにこれではソニーもいけないと思って、Xperia Z1シリーズからそれぞれの強みを持った部門の力を結集してカメラとかが一線級になったらしいのだけど、x-アプリと同期できないのは相変わらずだし、オーディオ再生の性能も本家ウォークマンと比べて明らかに劣っているらしい。こりゃ赤字垂れ流して本社とかPC部門とか売り払うわけだわ。
最近Xperia Z1fというちょうどこれと同じ4.3インチサイズの最新機種を手に入れて常用しているのだけど、こっちはハイエンド機Z1をそのまま小型にしたようなスペックなので速い速い。クワッドコアの2.2GHzなのでVLと比べて多分倍以上速いはず。質感もガラスコーティングで高級感がある(まあきっと割れやすいので一長一短だけど)。かなり気に入ったのでGalaxy S4を引き出しに仕舞って現在一日でもっとも長く使っているマシンになっている。ところがこいつはもともとソニーではなくドコモの注文により作られたものだという。ソニーがZ1をドコモに持って行ったらもっと小さいのを作ってくれと言われて急遽開発されたとのこと。そこそこ売れているみたいなので、マーケティングでもソニーの落日を感じさせるエピソードだと思う。
専用のドックが付属している。むき出しのmicroUSBをつなげるよりもスマートでいいと思う。バッテリーは取り外しができるようになっている。容量は1700mAhあるらしいけれど、体感であんまりバッテリーは持たない。自分の使い方だと実用ギリギリぐらいだった。チューニングがいまいちなのかも。
x-アプリと同期できない不満を述べたけれど、同期ソフトウェアについては専用のものがあってそこそこ便利に使える。SamsungやHTCといったグローバル市場の雄たちとも十分に戦っていけるぐらいの完成度があるけれど、Appleには一歩届かない感じ。
いまさら高い通信料を払ってまでこの機種を買う必要はない…と思ったらauのMVNOつまり回線卸により廉価な通信サービスを提供する関西電力系のmineoというサービスが2014年6月3日から始まったので価値が出て来た。秋葉原とかに行けば未使用新品が一万数千円ぐらいで手に入る。auとの契約がわずらわしいという人には手っ取り早い。でもFJL22などのもっと高性能な機種が同じような値段で売られているのでそっちのほうがいいと思う。なにせ最新スペックの機種が一番安い時で一万二千円ぐらいで売られていたそうだから。いまはさすがにちょっと値を戻したけれどそれでもまだ安い。でも自分は面倒でもちゃんと契約して手に入れたほうがいいと思う。そのほうが高性能な機種をもっと安く手に入れられるから。って周りに勧めてみてもみんな面倒って言うんだよね…。