通常の音楽CDと同じように再生できるが、CD再生のエラー処理を利用したりしてデジタルコピーを防ぐことのできるCDを作り出す技術。

とにかくネット上で盛り上がっていていまさら感のある話題だが、盛り上がっていた時は私にとって特に欲しいCDがなく、騒ぎをどこか他人事のように見ていた。ところが昨日ひさしぶりにCDショップに行って Every Little Thing の最新アルバムを発見し、表にはられたコピープロテクトのシールを見て愕然とした。

ただでさえそのまえの4番目のアルバムの時点で、コピープロテクトがかかっていないにも関わらず音質が微妙だったのに、これ以上悪くなったら私のオーディオ装置で聞くにはイライラする。というかすでに普通のポータブルCDプレイヤーにそこそこのヘッドフォンをつけただけでも聞いていられなくなりそうに思えるのだが…。

おまけに私が普段携帯しているのはMP3プレイヤーだ。デジタルコピーができないのでは、一度アナログに変換するという無駄なことをしなくてはならない。

ここまでしても、ただでさえ割高なCDを一枚買うかといわれたら、もう買うのはやめておこうという結論にいきつく。少なくとも、買っても買わなくてもいいか、ぐらいのものは絶対に買わないだろう。

デジタルコピーの氾濫は憂慮すべきことだが、それならプロテクトの掛かったレンタル用CDと掛かってない販売用CDを分けるだけでずいぶん違ってくると思うのだが…。

そうまで言っても、ELTまでなら買うかもしれない。Aikoあたりまでくると買わない。新しいミュージシャンが出てちょっといいなと思っても冒険はしない。音楽番組とかコマーシャルでよっぽど強烈なパンチを受けなければ。